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栗原類  7歳で発達障害と診断されて[PR]

子育て・教育

栗原類  7歳で発達障害と診断されて[PR]

NYで過ごした小学校時代に、先生が僕の「個性」を見つけてくれた

 「落ち着きがなくじっとしていられない(多動性)」、「とにかく忘れ物が多い(不注意)」、「思いつきですぐに行動する(衝動性)」。この3つは、発達障害の一つである、ADHD(Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder「注意欠如・多動性障害」)の主な特徴です。

 「うちの子に全部当てはまる!」と驚いたママパパは少なくないのではないでしょうか。こうした行動は幼児期には多くの子どもに見られる特徴ではあります。それが年齢につり合わず、学童期になっても不注意や落ち着きのなさが目立ち、学校生活や友人との関係に問題が生じている場合に、ADHDの可能性があります。毎年4月2日~8日は「発達障害啓発週間」。シンポジウムをはじめ、発達障害についての関心と理解を深める様々な取り組みが行われます。正しい知識を得る絶好の機会なのでぜひ利用したいですね。

 ADHDの有病率は、子どもの約5%に当てはまるといわれています(DSM-5 精神疾患の診断・統計マニュアルより)。つまり、30人の児童がいるクラスでは約1~2人いることになり、わが子やお友達がADHDを抱えることは珍しいことでありません。

 一方で、実際に病院で診断されているのはまだそれほど多くありません。早期に適切な治療やサポートをすれば改善に近づけられることも、本人は困難を抱えたまま放置されてしまっているのが現状です。

 モデル、俳優として活躍する栗原類さんは、ADHDの一種であるADD(注意欠陥障害)と7歳で診断を受けました。それから15年、栗原さんはご自身の特性と向き合い、周囲のサポートを受けながら、モデルやテレビ、舞台などに活躍の場を広げています。DUALでは3回連載で、栗原さんのインタビューをお届けします。ご自身の体験をもとに、ADHDとの向き合い方や、周囲の人々との関係性、ママパパへのメッセージなどをうかがいました。第1回では、自身の症状とその向き合い方についてお聞きしました。

『注意力や集中力が続かず、ミスをしてもすぐに忘れてしまいます』

栗原類さん

 ADHD、ADDといってもその特徴や程度は個人差が大きいです。共通しているのは、脳が受ける感覚が過敏で、刺激を感じる度合いが普通の人に比べて何倍も強いことです。注意力が低く、集中力が続きません。周囲には、根気がないように映ると思います。

 僕の場合は、たとえば整理整頓や家具の組み立てを1人でしたとき、1回の作業でとても重労働と感じます。「1日分の労働をした」くらいの刺激を脳が受けたと判断するようで、どっと疲れてしまうんです。

 また、テレビのバラエティ番組に出演する際、事前にアンケートを求められることが多いんですが、これも以前は1度に書くことは難しかったですね。今では、アンケート項目に対して一通り回答してから、1日置いて読み返し、書き直したり、内容を精査したりといった作業をスムーズにできます。でも、数年前までまったくできませんでした。アンケートに答えているはずが、気づけばパソコンで動画を見たり、寝ていたり、別のことをしていました。

 記憶を留めておくことも苦手です。勉強をしていて10分の休憩を挟んだら、勉強したはずの内容がすっかり抜け落ちていることはしょっちゅうありました。

 ミスやしくじりもすぐ忘れます。僕が何か失敗をすると母親が細かく指摘してくれ、その時は反省して納得し、「次は気をつけよう」との意識が芽生えます。ところが、寝て起きたら、注意されたことはもちろん、ミスをしたこと自体を忘れてしまうんです。だから、同じミスを何度も繰り返します。一方で僕自身は「同じ失敗をしている」との認識は薄い。口うるさいほど何度も言ってもらって、ゆっくりゆっくり改善に近づけていけるところがあります。

■ADHDの詳しい情報はADHDナビ

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