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『べっぴんさん』ファミリア社長、祖母の志を胸に

ファミリア岡崎忠彦社長インタビュー 祖母は「人間、好奇心がなくなった時が死ぬ時だ」とよく言っていた

ショップで洋服を買う時代はもう終わり…?

―― では逆に、今の時代に合わせて、ブランドを進化させた点は?

岡崎 創業時と比べて一番大きく変わったのは、流通の仕組みです。売り場が百貨店から郊外型のショッピングセンターに移り、さらにインターネットの普及により、現在ではネットショッピングが一般的になりました。昔のお母さんと今のお母さんでは、子ども服の買い方が全く違います。

 そこで、今のお母さんたちに喜んでいただく店づくりを目指してオープンさせたのが代官山店です。「店で洋服を買う時代は終わり」と考え、代官山店ではファミリアというブランドを一緒に体感して、好きになってもらえるような工夫を店内に凝らしました。そして、気に入った商品があれば、その場で買って帰るのではなく、家に帰ったらその商品が届いている。店ではスタイリストと話をするだけ、帰宅したら自分に合った商品が届く。ニューヨークをはじめ、海外には既にそうしたスタイルのセレクトショップはありますからね。それくらいまでサービスレベルを上げていきたいと思っています。

―― 今働きながら子育てをするママたちのなかにはファストファッションで育った世代も多く、ファストファッションブランドは子ども服にとっても選択肢の1つになりました。

岡崎 ファストファッションを脅威だと感じたことはないですね。なぜなら、僕らにはファストファッションはつくれない、というより、ファストにはつくれないから。ファミリアでは今も1950年代の織り機を使っていて、風合いはもちろん、肌触りや品質がファストファッションとは全然違う。でも、どちらを選ぶかはお客様が決めることです。そのために、代官山店のような店をつくったので、足を運んでいただいて、実際に商品に触ってもらって体感してもらいたい。

 加えて、自信を持ってつくった商品の良さを、真剣にお客さまに伝えるチームづくりも大切だと思っています。ただし、外部から優秀な人材を連れてくるのではなく、今いるメンバーがいかにクリエーティブになれるか、がポイント。最近、神戸本社が引っ越しし、オフィスデザインは僕が担当したんですが、壁をすべて取っ払い、社長室もありません。そうしたオフィスの在り方も含め、どんどん面白い会社にしていきたいと思っています。なぜなら、面白い会社には面白い人が集まってくるし、面白い人が集まれば、面白いことができますから。いずれはグーグルを超えるような会社にしたいと、本気で思っています。

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