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栗原類 苦手を乗り越え、俳優として輝く[PR]

子育て・教育

栗原類 苦手を乗り越え、俳優として輝く[PR]

仕事の関係者に自分の特性を伝え、協力してもらいながら可能性を広げてきた

 学校の30人クラスに、1~2人いるといわれるADHD(注意欠如・多動性障害)の子ども。「不注意(集中力がなく忘れ物が多い)」「多動性(じっとしていられず落ち着きがない)」「衝動性(順番が待てず、思いついたまま唐突に行動する)」がADHDの大きな特徴です。幼児期には多くのお子さんが当てはまる特性ですが、年齢と不相応に著しく見られる場合にその可能性が高くなります。

 そんなADHDの一種であるADD(注意欠陥障害)に7歳で診断されたのが、タレントの栗原類さん。1回目のインタビュー(栗原類  7歳で発達障害と診断されて)では、具体的な症状や診断されたときのことを聞きました。2回目(栗原類 母と専門医の支援で自分らしさを発見)は、お母さんや主治医のサポートについて語ってもらいました。最終回となる今回は、パリコレクションのモデルやコメディ俳優など活躍の幅を広げる栗原さんに、仕事やプライベートで今も苦手なことやその対処法、発達障害のお子さんへの接し方、これからの目標などについてお聞きしました。

『人を笑わせ、楽しませるような表現をしたい』

栗原類さん

 僕は赤ちゃんのころから、モデル事務所に所属していました。広告やファッション誌、CMに出演するなど少しずつ仕事が増えたのは、小学5年のときです。自分の将来について考え始めたのもこの頃でした。「モデルを続けていきたいし、俳優にもなりたい。それもモンティ・パイソンやロビン・ウィリアムズのようなコメディ俳優に」と母に話すようになりました。

 きっかけは、ニューヨークの小学校に通っていた頃に見ていたコメディ番組です。当時の僕は、他人の冗談やギャグをそのまま真に受け、「バカにされている」と思い込んですぐに怒っていました。担当教師のサンドラはそんな僕にユーモアのセンスをつけさせるべく、「積極的にコメディ番組を見させて、笑う習慣をつけさせてください」と母に言ったそうです。

 母と僕は半信半疑でしたが、アドバイスを聞いて、意識的にコメディ番組を見せてくれました。見始めたら、それまで興味もなかった「笑い」の素晴らしさを実感したんです。いろんな人になりきって、誰かを喜ばせるお芝居に面白さを感じ、「僕も人を笑わせ、楽しませるような表現がしたい」と考えるようになりました。

 今の仕事に就いて、最初に笑いを表現したのは、『笑っていいとも!』にレギュラー出演していたときの江頭2:50さんのモノマネです。もう3年以上前のことですが、いまだに「江頭2:50さんのモノマネ面白かったです」と言われることがあって、人の心に残るような笑いをどんどんやっていきたい。大爆笑であろうが苦笑いであろうが“笑ってもらえる”ことが僕の喜びなのです。もっともっとコメディアンとしての腕を磨きたいと思っています。

 俳優の道を歩むことを決心した僕は、「記憶力の弱さ」というADDの特性に向き合うことになります。最初の頃はセリフを覚えるのがすごく大変で、いろんなやり方を試しました。台本にある自分の出番に付箋をつけてひたすら音読したり、お風呂で声を出してみたり。結局たどり着いたのは、俳優の吹越満さんの覚え方です。吹越さんは「台本に書かれているシーンの背景や状況を頭の中でイメージする。すると自分がその場にいるような臨場感が高まり、セリフが入りやすくなる」とおっしゃいました。それ以降、“吹越さんメソッド”を取り入れて実践しています。

■ADHDの詳しい情報はADHDナビ

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