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新田龍☓スーパーダディ☓DUAL「働き方変えられる?」

(下)パネルトーク! パパの「家庭進出」が世の中のあれこれを解決する理由

 ちまたに「働き方改革」という言葉が飛び交っている今日このごろ。実際のところ、皆さん働き方変えられそうですか?  “ブラック企業アナリスト”の新田龍さん、スーパーダディ協会代表でTBSテレビプロデューサーの高橋一晃さんらが「働き方改革✕男性の家庭進出」をテーマに語った「Social Business Idea Contest」(イクメンプロジェクト推進委員会主催)のパネルトークの模様を公開します。

 登壇者は下記の通りです。

・コーディネーター 

堀江敦子さん(スリール株式会社 代表取締役社長)

・パネリスト

新田龍さん(第4回イクメンの星/働き方改革総合研究所株式会社 代表取締役)

高橋一晃さん(株式会社TBSテレビ 情報制作局 プロデューサー/スーパーダディ協会代表)

羽生祥子 (日経DUAL編集長)

子育てで部下の叱り方学んだ

堀江:今日のテーマは「働き方改革✕男性の家庭進出」です。まずはそれぞれ自己紹介からお願いします。

ブラック企業アナリストの新田龍さん
ブラック企業アナリストの新田龍さん

新田:本業はコンサルタントです。「ブラック企業アナリスト」でもあります。大学卒業後に入った会社がブラック企業で、11時間労働していました。ただ、自分自身は「成長したい」と思っていたのでブラックだとも思わず、納得ずくでした。なのでブラック企業かどうかというのはある意味、主観ではないかと思っています。

 自分に子どもができて考え方を180度変え、子どもの送り迎えや片付けなど家事・育児をしながら、現在は1日8時間以内労働でやっています。厚生労働省「イクメンプロジェクト」から「第4回イクメンの星」に選出され、現在はイクメンプロジェクトの推進委員も務めています。

羽生:私は「ワーママ」と「マネジメントする側」という2つの立場から今日はお話ししたいと思います。小学生の子ども2人を育てるワーママです。夫婦ともに超忙しい共働きです。かつては夫が音楽業界、私は雑誌業界で、「働きたい放題」っていうくらいたくさん労働していましたね。子どもができて夫が「働き方を変えたい」と言い出し、私も賛成。夫が資格を取り、今は弁護士です。ただ、弁護士もやはり相当忙しく、これは夫婦でバランスを取らなきゃ生活が難しいなと思っていたら、今度は私が自ら『日経DUAL』というウェブマガジンを立ち上げることになりまして(笑)。編集長という仕事で毎日過密スケジュールですが、メリハリのある働き方で子育てと仕事の両立を、夫婦で満足できるほど可能になりました。

 ウェブメディアですから読者のニーズに24時間こたえようと思うとどれだけでも働けてしまう世界。しかし、ウェブメディアでもしっかり子育てをしている女性たちが働けるような環境を作りたいと工夫してきました。編集部員は、夫と子どものお迎えをしっかり分担し、家事はアウトソーシングしたり、子育ても地域の助けを借りたりして、幸せそうにやっていますよ。ホント、両立できているビジネスパーソンは表情が明るい。日経DUALのチームメンバーは、仕事と子育てのいい循環ができているのだと思います。

高橋:私は『アッコにおまかせ!』というテレビ番組のプロデューサーをやっています。情報番組を作っているのでハードな生活をずっとしてきました。テレビ業界も働き方改革をしなくてはいけないなと思っていますが「それでいい番組を作れるのか」という葛藤もあります。非常に悩ましいところです。

 あと「スーパーダディ協会」代表でもあります。仕事も一番、家事・育児も一番。右手に仕事、左手に子育て、どちらも一生懸命やる。仕事以外の限られた時間を家事・育児に全力投球する。実際それってとても難しいことで、こんなことできたらスーパーマンみたいじゃないかなと。それでパパなので、スーパーダディという言葉を作りました。『スーパーダディ ビジネスマンの勧め』という本も出しました。スーパーダディ協会には、子育ても仕事も両立するぜ、と取り組んでいる、いろんな業種のパパが参加してくれています。

TBSテレビ情報制作局プロデューサーの高橋一晃さん
TBSテレビ情報制作局プロデューサーの高橋一晃さん

堀江:まずは「男性の家庭進出」が「働き方改革」にいかに寄与するのか、についてお話しいただけますか。

新田:私は朝6時から夜中の2時ぐらいまで働く生活を2~3年続けていたのですが、第1子が生まれたのをきっかけにして「育児もしたい、妻のキャリアも応援したい」と考え方を変え、独立起業しました。仕事ができる時間が3分の2になってしまうと、仕事のやり方を変えなくてはいけません。メールをまとめて返す、「日中しか働けません」と公言しそれまでに終わらせるようにするなど、色々工夫した結果、8時間以内労働になっています。育児することによって、早く帰らなくてはならないから、集中して仕事を終わらせるようになりますね。

羽生:日経DUAL編集部でも、夕方が近づくとみんな頭から湯気が出てるくらい集中して、ものすごく生産性が高まってきます。17時半とか18時半とかに帰らなきゃいけないというタイムリミットは、生産性につながりますよね。

新田:あと、子育てすると、子どもにあれこれ教えなくてはいけませんよね。「○○までに○○しようね」と約束するなど、いわゆるコーチングのような技術を使う。子育てを通してコミュニケーションがコーチング的になり、それを部下にも使うようになって、物分かりの良い上司になるというケースもよく聞きます。

高橋:それ分かります。子どもってまだ成熟していないから親に吠えたりするわけですよ。すごくわがままで、叱らなきゃいけないことが多い。その叱り方を家庭で研究することで、会社で下にいるスタッフが何かやらかしたときの叱り方も身に付いた。子育てすることで叱り方を学べた。他にも色々あるんだけど、育児に参加すると仕事に役立つよ、ということは、すごく実感していますね。

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