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35歳から「精子力」が低下 男性不妊の可能性も

生活・家事

35歳から「精子力」が低下 男性不妊の可能性も

不妊の約半分は男性側に原因 スマホで気軽に精液チェックができるキットも活用を

“精子力”を高める日常生活のコツ

 最後に、精子力を高めるための日常生活のコツをご紹介します。

① 禁煙しよう

血管が収縮して血流が悪くなると、勃起不全を招く。また、精子の数や運動性のいい精子が減り、酸化ストレスで精子のDNAが損傷する恐れもある。

② 睾丸を「熱」から守ろう

ブリーフよりトランクスを

精子は熱に弱く、精巣(睾丸)の機能を保つためには35度が理想的だが、これより高い温度だと精子をつくる造精機能が低下する。ブリーフは股間に熱がこもりやすいため、風通しのいいトランクスが最適。ぴったりとしたジーンズも長時間はくことは避けたい。

ノートパソコンは膝の上で操作しない

ノートパソコンを膝の上で操作すると、パソコンからの放熱などにより、陰嚢の温度上昇を招く。どうしても操作をしなくてはならないときは、5分程度にとどめよう。長風呂やサウナもほどほどに。

③ 自転車に乗るときは股間の圧迫を避けよう

長時間、前傾姿勢で自転車に乗ると、サドルの圧迫によって男性器付近の血流が悪くなり、EDや精子の減少、運動率の低下を招く恐れがある。圧迫を避けて、血行を促そう。

④ 禁欲しない

産婦人科では「排卵日の3・4日から禁欲」と指導されることがあると聞くが、禁欲は1・2日空ければ十分。精子は毎日作られるので、射精をしないと古い精子がたまる。精子のDNAの損傷率が高くなるなど、精液全体の質を低下させる。

⑤ 育毛剤に気をつける

AGAの治療薬のうち、フィナステリドを主成分とする治療薬には、男性ホルモンの作用を抑える働きがある。また、副作用として性欲減退や精子数の減少、EDなどが起こることも。このタイプの育毛剤は避けたほうが無難。

 35歳を過ぎてから子どもを望むのなら、自然妊娠が望める精子の状態なのか、まずは検査を受けてほしいと思います。専門医がいる「男性不妊外来」なら、精液検査をはじめとする詳しい検査が受けられ、診断・治療が可能です。

(取材・文/中島夕子)

岡田 弘

獨協医科大学越谷病院リプロダクションセンター長、副院長、泌尿器科主任教授。30年にわたり、最前線にて男性不妊患者の臨床にあたる男性不妊のスペシャリスト。特に、無精子症に対する最先端治療であるMD-TESE(顕微鏡下精巣内精子採取術)においては、日本で最も症例数が多い。悩める男性のためのオフィシャルサイト「Dr.岡田の男性不妊バイブル」

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