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中学受験  上位校でなくても進学する意味はある?

子育て・教育

中学受験 上位校でなくても進学する意味はある?

【新連載】第一志望校に合格できる子は全体の約3割 問われる「わが子をどう育てたいか」という親の価値観

ネーティブスピーカーや海外研修の充実。グローバルを視野に入れるならやっぱり私学が強い

 私立中高一貫校の良さは他にもあります。公立志向の家庭にとって、私立の学校に通わせることは経済的な負担がかかるという懸念がありますが、そのぶん私学には恵まれた教育環境が整っています。

 「伝統校の施設の充実ぶりはやはり魅力的です。例えば、学習院女子中・高等科では、理科教室・実験室が8室、西洋画・日本画・工芸・書道・音楽の芸術科教室が7室、調理・被服の家庭科教室が5室といったように、教科ごとに充実した環境が揃っています。また、野球やサッカーなどの強豪校であれば、ナイター設備があったり、トレーニングルームがあったりと、時間や天候に左右されず、思いっきり練習ができる環境が整っています」

 「もちろん、すべての私立中高一貫校にこうした環境が整っているわけではありませんが、それでも公立の中学や高校と比べれば、施設面でははるかに恵まれた環境であることは間違いありません」

 設備の充実だけではありません。

 「近年、グローバル化が進み、異なる文化や歴史を持つ外国の人達と共存していくには、いろいろな価値観を理解することが求められています。その経験の場として、海外研修はとても有効です。近ごろは公立校でも、修学旅行で海外へ行ったり、夏休みに海外研修プログラムを設定したりしている学校もありますが、私立中高一貫校に比べるとまだまだ少数です」

 「私立中高一貫校では高校受験がないぶん、中2や中3の早い段階から海外研修に行けるというメリットがあります。また、一度だけでなく、6年の間に複数回行けるように、語学研修のみならず、ボランティア活動や理系プログラムなど多種多彩な海外研修を用意しているのも魅力です。家庭の事情によっては何度も行けない場合もありますが、そういうチャンスが多いという点も私立中高一貫校の良さだと思います」

 「また、昨今の英語教育では、4技能(読む・書く・聞く・話す)を伸ばすことに重点が置かれるようになってきていますが、公立校ではネーティブ教員が1人しかいないというケースが多く、実践的な英語を学ぶ機会が不足しています。一方、多くの私立中高一貫校ではネーティブ教員が多数いるので、英会話力を磨くことができます。グローバルコースを設定している学校では、担任は日本人教員、副担任はネーティブ教員というところもあり、日常的に英語でコミュニケーションをとることができます」

 こうした環境も私立中高一貫校の大きな強みと言っていいでしょう。

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