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駒崎弘樹 生活保護家庭から東大に行った学生に聞く

子育て・教育

駒崎弘樹 生活保護家庭から東大に行った学生に聞く

(上)中3春に行った小さな学習塾の無料体験が人生の転機に

小さな学習塾との出会いで勉強好きへ

島田 僕自身は生活保護家庭であることを自分から周りに言うことはなかったですし、同級生たちも制度自体を知らない子が多かったのではないかと思います。身なりはみすぼらしかったので「暮らし向きは良くないんだろう」と思われていたとは思いますが、中学までは同じような境遇の子も少なくなく、特に目立ちませんでした。

 高校は県内トップの進学校だったので、中学よりも裕福な家庭の子が多く、多少目につく存在だったかもしれません。生活保護家庭であることを理由に嫌がらせを受けることはなかったのですが、成績がいいことをやっかまれることはありました。うちの高校は、テストのたびに順位を掲示する風習があったので、僕が何度もトップを取ることを面白く思わない人たちがいたんです。

駒崎 成績優秀だったんですね。しかし、中高で部活を諦めざるを得ないほどだったので、塾にも行けなかったのではないのですか? それでも勉強を頑張れたというのは?

島田 当初は塾通いも諦めていたのですが、すごくありがたい巡り合わせがあって…。中3の春に友達に誘われて、小さな学習塾の無料体験授業に参加したんです。個人経営で月謝がすごく安く、滞納しても融通を利かせて待ってくれる塾長だったので僕でも通うことができました。それまでは「be動詞」の意味さえ分からないくらい、勉強が全然できなかったのですが、塾で教材を使って自学自習する方法を習得してからは勉強が面白くなり、成績が伸びていきました

駒崎 塾で勉強できるきっかけを得てから、中3で急に成績が伸びたんですね。

島田 はい。県内でトップになりました。

駒崎 よい出会いに恵まれましたね。お母さんも頑張って塾代を出してくれたんですね。

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