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川上未映子「子どもを社会で育てる」とは?[PR]

子育て・教育

川上未映子「子どもを社会で育てる」とは?[PR]

【第10回】自己責任という監視のなかで、「社会で子どもを育てる」って可能なの? どうすれば子どもがノイズじゃなくなるのだろう。

 「ばあば」的な人が地域にひとりでも多く存在してくれるようになることが、「社会で育てている感」を醸すのだろうか。でも、そういうことを思うことじたい、なぜか恐縮してしまう。これがあかんのだろうか。でも、自分が地域社会におなじように貢献できるかと言われれば、もちろんしたい気持ちはあるけれど、しかし「ばあば」のように存在することは仕事もあってなかなかできない。どうすれば、自分が自分の子どもだけを育てるという立場から離れて、「子どもを育てる社会の一員」になれるのだろう。

「すみません」をやめて、堂々とお願いしてみようか

 まずは自分が「すみません」的な前かがみの姿勢から顔をあげて堂々とし、子どもをのびのび行動させればいいのだろうか。「すみません、ドアをあけてくれますか」と笑顔でお願いできるようになればいいのだろうか。そしてカジュアルに、「申し訳ないんだけれど、◯日の何時から何時、一緒に**くんと遊んでもらえないかな、すぐに迎えにいきます」みたいな感じでママ友やパパ友に気軽にお願いし、「今度の土曜日、**ちゃん連れておいでよー!さくっと遊ばせてお泊りさせるでー」みたいに言いあえる人間関係と価値観を共有するべく努力するべきなんだろうか。も、ものすごくハードルが高い……。

 しかしまあ、これって子どもの年齢も大いに関係するところがあって、3歳児では無理だったことが小学生では可能になる、という可能性もありますよね。まず、実際的にかかる手間も違うし、話も通じる。ルールもある程度、把握できるようになる。子ども同士で勝手に遊ぶし、なんならひとりっこの家庭なら遊びに来てくれたほうがラクだと思える場合もあるかもしれない。でも、多くの親が「助け」を求めているのは子どもが2、3歳の頃の大変な時期であって、なんともむずかしいものですね。

 ところで、わたしの親友が、彼女のべつの親友が仕事でどうしても数時間でかけなければならない日があり、生後半年くらいの赤ちゃんを預かることになったんだけれど、そのとき「念書」を書いてもらったのだという。

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川上未映子のびんづめ日記2

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