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片桐仁 息子と共に妻に「聞いてるの?」と叱られる

妻の妊娠中「どうしよう、親になっちゃう」とテンパったけど、生まれてきたら父親でいるしかない

父としてガツンと叱らなければならないときは叱る

――今、お子さんは中学1年生と小学1年生ということですが、年齢が離れていても兄弟仲は良いですか。

片桐:6歳離れているので、かなり下の子はお兄ちゃん子になっていますね。べったりです。大体、下の子が泣いてますけどね(笑)。また小ズルいんですよ、長男が。中学生になるとだいぶ接点が減ってしまうと思いますが。

――ご自身がお子さんと必ず一緒にすることなど、決めていることはありますか。

片桐犬の散歩に一緒に行ったり、もう卒園してしまいましたけど保育園の送り迎えはなるべくするようにしたり、行事には極力出席したりとかですかね。長男のときは幼稚園まで歩いて通っていたんですが、幼稚園は9時30分に登園して12時30分には帰ってきたりするじゃないですか。でもその分、パパ同士で仲良くなって、パパ飲み会をしたりもしました。今でも仲良くしていますよ。

――お子さんたちへの接し方で気を付けていることはありますか。

片桐:うーん、感情をそのままぶつけてしまって、良くなかったなと思ったりしているくらいなので…。例えば、「今日、保育園で何があったの?」と自分で聞いておきながら、次男が何か言っているのに対して「え? 何言ってるの? 分からないよ!」などとそのまま言ってしまうんですよね。すると妻には「何を言っているかくらい、分かるでしょう、だいたい!」と叱られます(笑)。そもそも妻は、僕の聞く能力のなさのほうを問題視してますから。「本当に察しないお父さんだね!」と(笑)。お父さんにありがちかもしれないんですけど、話を聞いてないんですよね、きっと。学校で何かまとめて説明を受けたときも「で、あれどうするんだっけ」と妻に聞いて、「さっきそれ先生が言ったでしょ!」と言われる始末です。

 この聞かない姿勢は、子どもたちにも遺伝している気がします。テレビに集中すると何も聞こえなくなっちゃったりとか。「ねえ、聞いてるの?」って、子どもたちも5千回くらい言われてると思いますよ。僕はもっとですが。

――(笑)それ、夫婦関係は大丈夫ですか?

片桐:けんかになります、骨肉の争いですよ(笑)。でも、女性はマルチタスクですが、男性は一つのことに集中して全く聞こえなくなっちゃうんですよね。「今、私が何を言ったか言ってみて」と言われて「えぇ!?」と困ったりすることなんてしょっちゅうです。でもたまに聞いていることもあるので、そうすると「聞いてたよ! こういうことだろう!」とこれ見よがしに勝ち誇って言ってしまうという(笑)。

――いうなれば男子3人なわけですが、そうなると家庭内はどうなるんですか? お母さんの立場は。

片桐:とにかく男たちが「お母さんを怒らせないように」となりますよね。「ちょっと今日、お母さんは機嫌が悪いから、おまえたち、怒らせないように」とコッソリ伝えたり。残念ながら、それで家庭円満にはならないんですけど(笑)。脱ぎっぱなし、出しっぱなし、汚しっぱなしですから、男3人は。全然直らない。

――お父さんとしての役割はどうなんでしょう。

片桐本当にお父さんがガツンと叱らなければならない場面では、しっかり言うようにしています

 例えば先日、夕食にチンジャオロースが出たんですが、僕も妻も長男もチンジャオロースが大好きなのに、次男は野菜全般が苦手でピーマンなんてもってのほか。でもその日は、気が付いたら全部なくなっていて、「やったじゃん! 食べられたじゃない!」とすごく褒めたら次男が「食べてみたらおいしかった。お肉と一緒に食べたらおいしかった」なんて言うから、「おぉ、成長してきてるな」と思ったんですね。ところが30分くらい経ったら、長男が「あぁ! これ見て!」と叫ぶんです。何かと思ったらティッシュにくるんだピーマンとたけのこが出てきた。「これなんだ?」と妻が次男に詰め寄っていて。僕は洗い物をしていたんですが、妻が「お父さん! 洗い物の手を止めてこれ見て!」と呼ぶわけです。そこで僕の出番で、叱らなきゃいけないわけですね。でも実は、僕はもう、そのとき本当におかしくてたまらなかった。実は、子どものころ全く同じことをしていたんですよ、僕。野菜が全部嫌いで、キュウリとレタスとブロッコリー以外は全部嫌いだった。チンジャオロースがお弁当に入っていた日は、細く切ったお肉だけ食べて、しかもピーマンの隣にあったお肉はピーマンの風味がして嫌だからよけて、それをティッシュにくるんでこっそり捨てて帰っていたんですよ(笑)。だから次男の行動に「これか~」と。

――それは叱りにくいですね(笑)。

片桐:「見てみなさい。お母さんは、残したことより、嘘をついたことが悲しい」と。その後、僕もすごく叱って、残っていたピーマンをお肉と一緒に次男に食べさせたら、ものすごい顔をして「オイシイ……」とか言うんです。「嘘つけ!」とまた怒りながら、「おまえ、これが初めてじゃないだろう」と聞くと、次男が「初めて…」と答えるんですよ、また。それで「本当か!」と問いただすと「やったことある…」「また嘘か!」と(笑)。もう本当におかしくて大変でした。結局次男は泣いたまま歯を磨いて寝たんですが、翌日ケロッとしていて。保育園にお迎えに行ったら「『昨日、ティッシュに野菜を全部隠したんだ』って、言ってましたよ~」と先生に言われるという(笑)。「こいつなんなんだ!」と。

 心の成長があったんだなと思ったものの、子どもを叱るのは難しいですね。まぁ僕は、怒るのがうまくないんですよね。妻のほうが、理論立てていてうまいと思います。

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