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Shusui コンサート中、子どもが泣いてもいい

『青春アミーゴ』を手掛けたミュージシャン/プロデューサーの育児は大人目線で「○○しなさい」とは言わない

5月6日(土)・7日(日)に開催される親子フェス「Hanno Green Carnival 2017 ~マナブ アソブ ツナガル~」。このイベントのメーンステージとなる「ステージ メッツァ」でパフォーマンスするのが作家・ミュージシャンのShusuiさん。ポップユニット、cannaとして『紙ひこうき」でメジャーデビュー後、『青春アミーゴ』(修二と彰)など人気アーティストへ楽曲提供し、数多くのヒット曲を生み出している音楽プロデューサーでもあります。さらに3人の娘を育てるパパとしての体験をもとに設立した「育音(イクオン)」プロジェクトでボランティア活動を行ったり、絵本の原案とプロデュースを行ったりするなど、幅広く活躍しています。

そんなShusuiさんに、育音プロジェクトについて、「一緒にお風呂に入りますし、お弁当も作ります」という子育てについて、そして「10代のころから付き合っている」というご夫人との子育てについて、話を伺いました。

コンサートで、泣いていてもいいんです

周水さん
周水さん

――「Hanno Green Carnival 2017 ~マナブ アソブ ツナガル~」では、ステージに登場されますが、どんなパフォーマンスをする予定ですか。

Shusuiさん(以下敬称略)今回は、僕がプロデュースを手掛けている中学1年生のシンガーにも歌ってもらう予定です。歌がメーンのステージになるので、2~3歳くらいの子から小学校の高学年、中学生くらいまではみんなで楽しんでもらえると思います。

――こうしたステージを楽しむようなコンサートに赤ちゃん、小さな子どもを連れていくのは、なかなか勇気がいります。いつ泣くか、いつグズるか分からないですし…。

Shusuiいいんですよ、泣いていても。泣こうが叫ぼうが、僕らも気にせず演奏しますし。僕が三姉妹の父親でもありますので、子どもが泣いたらどうしよう…迷惑をかけてしまう…と思ってしまう、パパやママの気持ちは痛いほど分かります。演者自身やスタッフよりも、気を使ってしまうんですよね。

 周りのパパ友やママ友にも「若いころは好きなアーティストがいてコンサートにも行っていたけれど、今は生の歌声が聞けない」という話をよく聞きます。もちろんコンサートによっては演出上、小さな子どもが受け入れられないことがあるのは仕方がない面もありますが、でも、子どもは感受性が豊かですし、小さいころから本物に触れると、そのことをちゃんと覚えているものです。ですから僕らは「どんな小さな子どもでも、きちんと良いものを聞かせたら静かになる」という考え方で、なおかつ子どもが楽しく聞いていられる20~30分に収めるという工夫はこちら側でできることですので。

――Shusuiさんは「子育て世代のお父さん、お母さんたちを応援し、子どもたちに明るいミライと楽しい音楽を届ける子育て支援プロジェクト」として「育音」プロジェクトを立ち上げ、活動されています。このプロジェクトでは『アフリカゾウのなみだ』(小学館)というCD付き絵本を制作したり、幼稚園や小学校、障がい者施設を訪問して子どもたちと紙芝居や歌などで触れ合ったりしていらっしゃいますが、ミュージシャンとして活躍してきたShusuiさんが、なぜこの活動を始めたのでしょう。

Shusui:僕はポップユニットのcannaとしてデビューし、アルバムをリリースして全国ツアーをして……といういわゆるアーティストとしての活動をさせていただき、良い部分も良くない部分も経験を十分に積んできました。だから、ミュージシャンとしてのアーティスト活動へのこだわりが強くないのだと思います。

 それよりも、ママ友やパパ友たちが育児で趣味の時間が取れなくなり、子どもを預ける人もいないからコンサートには到底行けない。それどころか自分が好きだった音楽を聞くことさえしなくなったという話を聞いて、出産、育児によって音楽との距離が生まれてしまう状況に危機感を持ちました。

 それで、僕にできることは何だろうと考えるようになったんです。6歳以下は入れないというコンサートをするのではなく、0歳の赤ちゃんも、障がいがあるお子さんも、親御さんが気を遣わないで入ってきてくれるような工夫は、演者がすればいいことです。

 僕は生まれつき弱視という視覚障害を持っているので、小学校のころはすごくいじめられましたし、否定的な感覚を持って生きている時期もありました。その経験も、人の痛みや障がい者の気持ちを理解することに役立てられると思うんですね。

 その気持ちを持って、育音プロジェクトの活動をしていますが、実際に盲学校、聾学校などに伺うことで、僕自身、学ぶことがとても多いんです。『アフリカゾウのなみだ』という絵本を障がい者施設に寄付させていただいたご縁で、そうした施設に伺い、紙芝居や歌を歌うなどの活動をするようになりました。活動をする中で、子どもと触れあったり、絵本を読んだり、歌ったりさせていただくのですが、一方でそこで働く教育者の方々の話を聞き、貴重な保育の現場を生で見させてもらえる。月並みな言い方ですがそのことによって勇気をもらえるし、元気になれる。ですから、常に感謝の気持ちに溢れています。

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