スマホ版サイトを見る

働くママ&パパに役立つノウハウ情報サイト

日経DUAL

子育て・教育

待機児童解消のお約束、守らなくていいんですか?

【「みんなの保育の日」日経DUALパートリポート】(上) 境 治、治部れんげ、羽生編集長鼎談。パパが会社に行けなくなれば、企業は動く!

議員と同世代の男性を味方につけるという戦略

 そんな境さんについて、治部さんが「境さんは、超・ママの味方なんです」とあるエピソードを披露しました。「昨年、自民党の待機児童対策会議に出席する際、境さんにも発言してもらったんです。そうしたら、男性議員が我先に手を挙げて『自分も保育園は作るべきだと思う』と言い始めたんですよ」

 「同世代だから共感を得やすかったのかもしれませんね」と境さん。

 「待機児童問題は子育てママ・パパの問題なのですが、境さん世代の男性を味方につけることも、戦略として大切だとそのとき思いました」と治部さんもうなずきます。

境さんの提案 認可保育園至上主義をやめてみよう

 続いて、羽生編集長から、待機児童問題を解消する提案を求められた境さんと治部さん。まずは境さんが次のような提案を披露しました。

 「今は『認可保育園至上主義』になっていることが、この問題の原因の一つです。もちろん、認可保育園は数が足りないし、もっと作ったほうがよいのですが、もう、それだけでは対応できません。そこで、保護者たちも保育のやり方は他にも色々あるということに目を向けることを提案します。
 例えば自主保育、共同保育といわれるものです。
 保護者が十数組集まり、一軒家などを借りて、保育士さんを雇って、みんなで一つの保育園を運営するのです。私も3カ所ほど取材に行きましたが、どこの保育所もとても楽しそうなんですね。父母や保育士が結びついて、お互いに助け合っているので、子育てがとても楽になるのです。保護者は運営のために、頻繁に顔を合わせて議論しますし、子どもたちは卒園しても強いきずなで結ばれている。一種のムラのような良さを感じました。

境さんの提案
境さんの提案

 「共同保育は一例ですが、認可保育園に絞らず、色々な保育の選択肢を知り、選べるようなスタイルになってもいいのではないでしょうか。それをサポートするのが自治体です。本来自治とは、住民が自ら治めるということです。認可保育園をはじめとする今の保育は、税金を払っているのだから、サービスとして提供してもらうという形になっていると思います。今後は、自分たちでどう解決するかを考え、助け合って子どもを育てていく方向にシフトする。そういったことが必要なのではと思います」と保育を利用する側にも意識改革を提案しました。

 羽生編集長も「確かに日本の保育は、なるべく便利にやってほしいという意識があるかもしれないですね。利用する側のユーザー感覚が強いのかもしれません」と共感します。

次ページ 治部さんの提案 大都市一極集中になら...

CLOSE UPPR

DUAL Selection-PR-

「子育て・教育」ランキング

ピックアップ

-PR-

注目キーワード