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「保育園落ちたらパパ休んで」妻の言葉で必死に保活

仕事には誇り、家庭には愛を注ぐパパ警察官を“元警官”のDUAL編集者が訪ね歩く。多摩中央警察署、田中健司警部補インタビュー後編

仕事も家族も愛している

―― それだけお子さんと過ごす時間が長いなら、パパっ子なんじゃないですか?

田中 パパもママも好きって感じですね。私自身、子どもと接する時間が長いのはいいことだと思っているので、保育園の送迎も毎日の育児も楽しくやっています

―― お話を聞いていると、仕事には誇りを持って取り組んでいるし、育児も好きという気持ちが伝わってきます。

田中 そうですね。どちらも好きで、どちらも大事ですね。片方だけでもうまくいかないと、両方ダメになってしまう気がするんです。仕事がうまくいっているから家庭も楽しい。家庭が楽しいから仕事も頑張れる、という感じです。

―― まさに、日経DUALのキャッチコピー「仕事も、子どもも、愛している」を体現されているんですね。先々、田中さんと同じような事情を持つ部下を持ったら、“イクボス”として支援してあげたい気持ちはありますか?

田中 その思いはかなり強く持っています。今でも、私が勤務できない時間帯で何かあったとき、どうしても同僚や部下に負担がかかる場面があります。そのときは、代わりにしっかり休みをとってもらうとか、感謝の気持ちを持ってやっていかないと、この制度はうまく機能しないと思っています。

 今でも、0歳の赤ちゃんを持つ部下はいるのですが、奥さんが専業主婦なので今のところは育休を取る予定はないようです。でも、今後状況が変わったり、共働き家庭の部下で子どもができたりしたら、できる限りの支援をしてあげたいと思っています。また、育休などをとりやすい環境を整備していくのも、これからの私の役目だなと感じています。

―― 田中さんは現在45歳ということなので、定年まではあと15年というところだと思います。改めて、今後警察官という仕事をどのように務めたいと考えていますか?

田中 私はこれまでずっと交通畑で仕事をしてきました。この仕事に誇りを持っているし、できることならこのまま交通部門で最後まで働き続けたいと思っています。交通事故を一件でも減らし、渋滞も減らして、交通の円滑と安全を実現していきたいですね。

―― 最後に、田中さんにとってご家族とは、どんな存在ですか?

田中 仕事においても人生においても、活力になる存在です。保育園へ迎えに行ったとき、子どもが教室の奥のほうから満面の笑みを浮かべて私のほうに向かってくるのを見ると、心からうれしい気持ちになります。休日に妻と子どもが楽しそうに遊んでいるのを見るとほっこりした気持ちになるし、それが私にとって、仕事のうえでも人生のうえでも、前に進む力の源になっていると思います。

―― ちなみに、お子さんにも警察官になってほしいと思いますか?

田中 どうでしょう(笑)。今のところ、将来何になってほしいとかは全く考えていないですね。本人がやりたいことを見つけて、それがかなえばいいと思います。

●取材を終えて

 私が警察官だったのはもう10年以上昔の話ですが、ザ・体育会系というような仕事で、警察官の夫が家事や育児をするイメージは全くなかったので、時代は変わりつつあるんだなとしみじみ感じました。

 田中警部補はとても優しそうな人で、心から子どもが好きで、一緒にいる時間を大切にしているんだなと思いました。警察という仕事は24時間体制で、何かあればどこにいても駆けつけなくてはいけない仕事です。警察官がみんな、育児しながらというわけにはいかない面もあるとは思いますが、仕事と育児の両立に遠い職場ほど、それが変わったときに社会に与える影響は大きいはず。育児休業が可能な部署、環境にいる警察官の人には積極的にとってもらいたいと思います。

日経DUAL編集部 田中

(取材・文/日経DUAL編集部 田中裕康 撮影/江藤海彦)

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