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西原理恵子 母さん達は娘を育てながら“自分供養”

「卒母」インタビュー(上編)/西原さんの「娘にこれだけは伝えておきたいこと」とは?

娘が15歳を過ぎた時、アフターピルを教えた

西原 アフターピルって、72時間以内に服用すれば大丈夫だけど、71時間目に言いだしても駄目だからね。それを使わなくちゃいけないような目に遭っても言いにくいだろうから、私に言わなくてもいいから、私の知り合いの大人の女友だちでも誰でもいいからLINEで伝えてね、と。ただ、親がどんなに望んでも子どもに転ばないで、というのは絶対に無理な話。何が起こるかは分からないけど、やっぱり大事なのは転んだ後にどう立ち上がるのかのほうだから。

 日本ではとかく若いことが凄い商品価値になるので、「あなたという幼さはお金になる。日本ではもの凄い商品になるんだよ」と言いきかせてはいました。1000万円の自販機が落ちていたらみんな盗みたいよね? そのくらい価値があるんだからって。

 今、娘とは普段はあまり口をきかないんですが、娘が深夜映画を見て帰ってくるようになった頃には「遅くなる場合はLINEで連絡しなさい」と伝えたり。滅多に外泊はしない子ですが、もし外泊する場合は「宿泊先の友だちのフルネームと携帯番号は置き書きして。確認のためだけにかけたり絶対しないので」と約束したり。女の子が本気で嘘ついたらかなわないですからね。集団でつるんで嘘つくし。それは分かるでしょう? 自分もやってきたから。

―― ハイ、それは手に取るように分かりますね(笑)。息子さんの場合はどうですか?

西原 息子の場合、16歳でカリフォルニアに留学したので、ちゃんと帰ったかどうかとか心配したところで、なにせ12時間も時差のある離れた場所にいるわけですから。さすがに諦めついたというか、遠くから祈るしかなかった。ただ、マリファナが合法という土地柄だったので「白い粉だけはやめてね」と。

―― 息子さんへの「コレだけはやめて」はドラッグでしたか。うっかりパーティーで、なんて展開も考えられますもんね。

西原 発覚したら速攻で強制帰国させると留学要項には書いてあるものの、たいてい友だちと仲良くなって勧められてやっちゃうケースが多いですから。ただ息子の場合、いい言いのがれがありました。「オレ、アル中のサラブレッドだから」って。そう言って断っていたらしいんです。

―― そうか、亡くなったお父さんのことですか……すごい。さすが、西原家。

西原 パーティーでほんの出来心でドラッグに手をだしてそのまま死んじゃう子もいるんで。渡米前の息子に、「うちは実父と元夫がアル中で死んでいるんだから、お酒と薬は遺伝的に中毒者になる可能性がある。だからドラッグはすごい危険。一種のアレルギーだと思って『できない』と断ってね」と話していたことをちゃんと分かってくれたみたいです。

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西原理恵子インタビュー 「卒母」宣言!

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