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「バイリンガル教育は赤ちゃん時代から」の真偽

竹内薫さんインタビュー(下)家庭でできるバイリンガル教育、いつからどう取り組むべき?

家庭でできるバイリンガル養成、「使える英語」の身に付け方

 学校の授業に頼らずに英語を学習するには、まず聞くことからスタートします。テキストはなんでもかまいませんが、CDなどの音声データがついているものを使います。それを、

(1) テキストを見ないでまず音だけを聞く
(2) テキストを見ながら聞く
(3) テキストを見ずにもう一度聞く
(4) 自分で発音してみる

 これをスラスラ読めるようになるまで繰り返せば、その文章に登場する言い回しは確実に自分のものになるでしょう。話せる言葉は確実に聞き取れるものなので、その文章の中に含まれる単語はすべて聞き取れるようになります。さらにスペリングを確認しながら書き取りまですれば完璧です。

 さらに発音をよくしたいなら、

(1) 録音装置のスイッチを入れる
(2) CDプレーヤーで英語の音声を再生
(3) 自分で発音
(4) 録音とCDを止めて、録音した音声を聞き比べる
(5) 完全にマスターするまで繰り返す

 このプロセスで発音も練習していくことができます。

生後すぐからバイリンガル教育ができなかったら?

 ところで、今小学校1年生の私の娘は決して赤ちゃん時代から英語漬けだったわけではなく、英語保育園と普通の保育園を半々の頻度で通い、家では日本語・英語、両方の絵本やTVを見て育ちました。一方で、私自身は小学3年生からの勉強でバイリンガルに等しい英語力を得ました。よく、「バイリンガルになるのに“臨界期”(年齢的な限界)はありますか?と聞かれますが、答えはある意味YESで、ある意味NOです。

 日本語と英語を同じ脳の領域で処理するという意味で、「真のバイリンガル」に育てるには、確かに何歳までにという臨界期はあるでしょう。諸説ありますが、だいたい小学校中学年くらいといわれています。ただし、この何歳までという問題は、「母国語と同じ脳の領域で言語を理解するバイリンガル」という意味です。一方で、脳の別の領域で処理しているけれども、見た目には完璧に他言語を使えるという意味のバイリンガルもあります。その場合は臨界期はないでしょう。脳の領域のどこを使っているかといったことは、普通に話しているだけでは分かりません。いくつかの言語を行ったり来たりして考えることができ、使いこなせればいいのであれば、臨界期は関係ないとも言える。だから、バイリンガルに育てたかったら・なりたかったら、今からすぐにやってみればいい、それだけなんです。

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YESインターナショナルスクール学校長 竹内薫さんインタビュー

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