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家事をしない夫は4つのタイプに分けられる

子育て・教育

家事をしない夫は4つのタイプに分けられる

親圧力や伝統意識もワンオペ家事の原因に。夫のタイプ分けで、ワンオペ家事の原因が見えてくる

教育社会学者の舞田先生が統計データを使って、子育てや教育にまつわる「DUALな疑問」に答える本連載。第48回のテーマはワンオペ家事です。これまで感覚的に語られることの多かった、ワンオペ家事のリアルを舞田先生が量的に可視化しました。後半では家事をしない夫のタイプ分けチャートも掲載。ワンオペに悩むママたち、ぜひ、夫のタイプを分析してみてください。

0歳の家庭の43.9%で夫の家事時間がゼロ

 こんにちは。教育社会学者の舞田敏彦です。最近、「ワンオペ」という言葉が流布しています。人手不足のファストフード店の夜勤を、店員1人で切り盛りする。こういう状況を問題視したフレーズです。

 しかるにワンオペは、職場だけではなく家庭でもはびこっています。よく聞かれるのは、ワンオペ家事です。夫が家事をせず、もっぱらその負担が妻に課せられる。日経DUALでもこの問題の特集が組まれ、読者の関心を集めたようです。

 私も前から、このテーマについて書きたいと思っていました。基本事項として、共働き夫婦のうち、妻がワンオペ家事の状態にある夫婦が何%くらいか。ワンオペ家事の量を可視化したい

 総務省『社会生活基本調査』では、共働き世帯の夫婦に対し、1日当たりの家事時間を尋ねています。2011年調査のデータによると、0歳の乳児がいる共働き世帯のうち、夫と妻の平日の家事時間が分かるのは30.5万世帯。このうち、夫の家事時間がゼロで妻がそうでない世帯、すなわち妻ワンオペ家事の世帯は13.4万世帯です。比率にすると43.9%です

 妻はパートないしは時短勤務という世帯が大半でしょうが、これはひどい。子どもが0歳の間は妻が育休を取り、その期間だけ妻の家事負担が増えているのかもしれませんが、赤ちゃんがいる共働き世帯の半分弱が、妻ワンオペ家事の世帯であると。せいぜい2~3割くらいかと思っていましたが、ここまで多いとは驚きです。

 これは平日のデータですが、土曜や日曜になると、さすがに比率は下がります。しかしながら、子どもが大きくなるにつれ、事態は悪化してきます。

子が成長すると夫はますます家事をしなくなる

 同じやり方で、共働き世帯に占める「妻ワンオペ家事」世帯の割合を、曜日別・末子の年齢別に計算してみました。図1は、結果をグラフにしたものです。

 子どもが大きくなるにつれて、妻ワンオペ家事世帯の比率が高くなっていきます。平日でみると、末子が学齢(6歳)に達した以降は、おおよそ8割で推移します。土曜は6割、日曜は半分ほどです。

 子どもに手がかからなくなるので、夫がますます家事に消極的になるのか、夫の仕事の責任が増すためか、子どもが家事を手伝うようになるからか…。あるいは、世代の要因かもしれません。子どもが大きい夫婦は、伝統的な意識を持った年長の世代なので、妻ワンオペ家事の世帯比率が高いと。

 夫婦ともフルタイム勤務の世帯では状況は違うでしょうが、妻が一手に家事を担っているワンオペ世帯がここまで多いのは問題です。ワンオペ育児の世帯量も同じようなものかもしれません。

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