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『夜間もやってる保育園』大宮浩一監督インタビュー 夜の保育園の現場を取材 子どもたちはどう過ごしている?

 仕事と育児を両立しているDUAL読者。業務の状況によっては、夜間にも仕事があり、子どもの預け先に悩むママ・パパは少なくありません。そんな親たちを支える存在として、夜間も子どもを預けられる認可保育園があることをご存じですか? 今回紹介する映画『夜間もやってる保育園』は、24時間体制の認可保育園を取材したドキュメンタリー作品です。本作の大宮浩一監督にインタビューし、夜間保育の現場について、さらに認可外保育園が抱える問題について、たっぷりと伺ってきました。

大宮浩一(製作・監督)
1958年生まれ。映画監督、企画、プロデューサー。1987年の『ゆきゆきて、神軍』(原一男監督)などで助監督を務める。1993年、有限会社大宮映像製作所を設立。主な企画・プロデュース作品に『よいお年を』『青葉のころ よいお年を2』『踊る男 大蔵村』などがある。介護福祉の実状や介護スタッフの取り組みなどを取り上げた企画・製作・監督作『ただいま それぞれの居場所』は平成22年度文化庁映画賞<文化記録映画大賞>を、『季節、めぐり それぞれの居場所』は第36回山路ふみ子映画賞<山路ふみ子福祉賞>を受賞。企画・製作・監督作はほかに、東日本大震災を取り上げた『無常素描』、日本のフラメンコの先駆者で世界的トップダンサー・長嶺ヤス子の現在を活写した『長嶺ヤス子 裸足のフラメンコ』、ベトナム戦争従軍取材などで知られる報道カメラマン・石川文洋の青年期と現在を描いた『石川文洋を旅する』(SIGNIS JAPAN<カトリックメディア協議会>によるシグニス平和賞を受賞)などがある。

映画の予告編を動画でご覧いただけます(2分11秒)。

24時間体制の保育園の現場や、保育士、親に取材した映画

清水(以降、――)  「エイビイシイ保育園」の片野清美園長からのお手紙をきっかけに、ドキュメンタリー映画『夜間もやってる保育園』を撮られたそうですね。監督は、もともと保育園の実情に関心をお持ちだったのでしょうか?

大宮浩一監督(以降、大宮) 保育園に関しては一般的な知識しかなく、特別関心を持っていたわけではなかったのですが、これまで介護に関する映画を何本か撮ってきたので、生活をケアするという点で似ているテーマではないかと感じました。

―― 保育園の現場や、預けている親たち、保育士の方々に非常に細やかに取材をされていて、映画を拝見して、それぞれの状況や思いがとてもよく伝わってきました。取材して、監督はどのような思いを抱かれましたか?

大宮 親の側、特にお母さんにお話を聞く機会が多かったのですが、育児と仕事でパツンパツンになっている感じと、預けることができてホッとしている、その両面を持っていらっしゃることが印象的でしたね。

―― 夜間保育を利用されている方には、どんな方がいますか?

大宮 公務員や病院、マスコミで働いていらっしゃる方、夜にお店をやっていらっしゃる方、昼と夜とで仕事を掛け持ちしている方、残業でお迎えが遅くなってしまう方もいますね。今回、取材した保育園は時間に関してフレキシブルな対応をしていて、残業で遅くなる親御さんたちも安心して預けられる印象でした。

―― エイビイシイ保育園は、給食にオーガニックの食材を使うなど、とてもしっかりした保育方針ですよね。監督から見て、経営に関しての苦労や、保育士さんの人手不足といった問題を感じることはありましたか?

大宮 それはあまり感じませんでしたね。夜間保育園は夜勤もありますし、昼間のみの保育園よりも大変な部分はあると思いますが、強い意志を持って就職された保育士さんが多いのかなという印象を受けました。

エイビイシイ保育園の給食にはアレルギーにも配慮したオーガニックの食材が使われている(写真は学童保育「エイビイシイ風の子クラブ」/東京都新宿区)<BR>
エイビイシイ保育園の給食にはアレルギーにも配慮したオーガニックの食材が使われている(写真は学童保育「エイビイシイ風の子クラブ」/東京都新宿区)

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