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大学入試改革で、有利になる子・不利になる子

子育て・教育

大学入試改革で、有利になる子・不利になる子

連載最終回! 本当に子どもを伸ばしたいなら、まず親が伸びなければならない

教育や子育てに関する数多くのベストセラーをもつ、教育環境設定コンサルタントの松永暢史さん。たくさんの子どもたちを超難関校に合格させた実績を持つ「受験のプロ」が、あえて公立中学校を選ぶ意義について語ります。最終回のテーマは、2020年から始まる大学入試改革。まだ先のことと思うかもしれませんが、新制度に対応するための準備はもう始める必要がある、と松永さんは強調します。公立中で私立中でも絶対に必要になる大学入試の基礎知識、松永節でお届けします。

2020年度から大学入試が大きく変わる!

 「大学入試センター試験が変わるらしい」
という情報は知っていても、実際にどう変わるのかピンときていない方も少なくないでしょう。

 2019年度(2020年1月)を最後に、30年間続いたセンター試験が終了します。そして2020年度から新しい形式の大学入試が始まるのです。対象となるのは、現在中学3年生のお子さんたちから、ということになります。

 「気になるけれど、うちの子はまだ小学生だし(あるいは園児だし)まだまだ先よね」と思っているかもしれません。いやいや、それは甘いですよ。これまでの大学入試は知識を詰め込むことに主眼が置かれていましたから、小学生から準備を始めるという人はいなかったはずです。

 でも、これからは違います。

 極端な言い方をすれば、新しい大学入試システムで問われるのは「どんな子ども時代を過ごしたか」だと私は考えます。小学生時代、もっといえば幼児期の育ちが大学合格を左右するのです。ということが今回のテーマですが、そのまえに2021年以降の大学入試システムがどう変わるかを簡単にご説明しましょう。

●共通テストのおもな変更点
<現>大学入試センター試験・マークシート式
・英語は2技能(読む、聞く)を評価
・各科目を1点刻みで採点して合計点を提供

<新>大学入学共通テスト(仮称)
・実施時期と出題教科・科目数はセンター試験と同じ(2024年以降は簡素化を検討)
・数学・国語で記述式を導入(2024年度からは地歴公民分野や理科分野でも導入を検討)
・英語は4技能(読む、聞く、話す、書く)の4技能を評価。民間の試験を活用。(2023年度までは、民間試験と共通テストの英語を併用)
・マーク部分の結果は現在よりも詳細な情報を提供する

●個別選抜(推薦など)の主な変更点
・AO入試、推薦入試において、』小論文、プレゼンテーション、教科・科目にかかるテスト、共通テストなどのうちいずれかの活用。

●「高校生のための学びの基礎診断」(仮称)
・高校在学中に基礎学力をはかるためのテストを2019年度から実施。
・大学入試や就職に使われるかどうかは検討中。

 簡単に言えば、現在の知識偏重のテスト形式を脱却して、思考力、判断力、表現力、そして主体的に取り組む意欲を総合して評価する方向にシフトチェンジするということです。

次ページ 2024年度からの「大改革」はいまの...

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松永暢史

松永暢史

1957年、東京都生まれ。教育環境設定コンサルタント。教育相談事務所V-net(ブイネット)主宰。都立西高校、慶應義塾大学文学部哲学科卒。音読法、作文法、サイコロ学習法などの学習方法をあみだし、教育環境設定コンサルタントとして活躍している。著書に『新男の子を伸ばす母親は、ここが違う!』(扶桑社)、『将来の学力は10歳までの「読書量」で決まる!』(すばる舎)、『賢い子どもは「家」が違う!』(リベラル社)、『将来賢くなる子は「遊び方」が違う』(KKベストセラーズ)、『2020年大学入試改革丸わかりBOOK』(ワニブックス)など多数。 教育相談事務所V-net  http://www.vnet-consul.com/

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