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働くママの附属幼稚園受験 メリット・デメリット

共働きのための“幼稚園お受験”成功ノウハウ(上)「保育園児のお受験は不利」「縁故は必要」「寄付金負担が重い」という噂の真実

 共働き夫婦でも、名門幼稚園をお受験させたい――。コネもなく、幼稚園のお受験には不利だとされるDUALママが、長女の難関幼稚園受験に挑戦! 仕事と通常の育児に加えて、お受験対策に奔走する毎日が始まり、様々な壁や試行錯誤を経て、見事難関幼稚園の合格をつかみ取りました。

 自身の幼稚園受験の経験をまとめた『名門幼稚園お受験はママが9割』(ブックマン社)の著者、岡本なな子さんは大手商社勤務。夫は金融関係で働き、夫婦ともに難関大学出身のハイキャリア夫婦です。最近共働きでも、子どもの個性や家族のライフプランに合わせて、小学校受験、幼稚園受験にチャレンジする家庭が増えています。岡本さんはなぜ幼稚園受験をしようと思ったのか、働きながら対策はできるのか……働くママの幼稚園受験の捉え方と合格ノウハウについて伺いました。上下2本でお届けします。

中学受験よりも早い段階でエスカレーターに乗せてあげたい

 岡本さんが子どもに幼稚園受験をさせようと思ったのは、岡本さん夫婦が共に中学・大学と2回の受験を経験したことがきっかけでした。

 「私たち夫婦は中学受験組。中学受験のための勉強もしましたし、入学後もお互いの夢に向かって超難関大学合格を目指したので、子どものころの思い出のほとんどは勉強のことばかりで、それ以外の趣味や遊びに没頭したという経験がないんです。でも、大学で音楽や部活を頑張ってきた現役合格の同級生や先輩たちに出会い、衝撃を受けました。わが子には勉強だけでなく熱中できるものを見つけたり、海外留学を経験させたり、色々な経験を積んでほしい。そのためには、負荷の大きな中学受験よりももっと早い段階でエスカレーターに乗せてあげたいと思い幼稚園受験を考えました」

 私立幼稚園の中でも、学習院や青山学院のように大学までエスカレーター式に行ける幼稚園もあれば、雙葉学園系や白百合学園、東洋英和のように高校までのエスカレーター式、または大半の生徒が大学で外部受験をする幼稚園、小学校受験に強いという受験予備校化した幼稚園もあります。

<おすすめ名門国立・私立幼稚園(首都圏版)>

<私立大学附属>
★青山学院幼稚園 (3年保育男女各20人)
★学習院幼稚園 (2年保育男女各26人)
★東洋英和幼稚園 (3年保育男児若干名・女児30人/2年保育男児若干名)
★日本女子大学附属豊明幼稚園 (3年保育男児24人・女児60人)
川村幼稚園 (3年保育男女計30人/2年保育男女計10人)
昭和女子大学附属昭和こども園 (3年保育男女計40人/2年保育男女計若干名)
成城幼稚園 (3年保育男女40人)
玉川学園幼稚部 (3年保育男女計35人/2年保育男女計若干名)
桐朋幼稚園 (2年保育男女各13人/3年保育男女各13人)
宝仙学園幼稚園 (3年保育男女計60人/2年保育男女計約5人)
桐蔭学園幼稚部 (3年保育男女計50人/2年保育計30人)
洗足学園大学附属幼稚園 (3年保育男女計64人)
★〇白百合学園幼稚園 (3年保育45人/2年保育15人)

<大学附属以外>
★暁星幼稚園(2年保育男児40人/女児10人)
★雙葉小学校附属幼稚園(2年保育男女約50人)
★〇田園調布雙葉小学校附属幼稚園 (2年保育女児60人)
森村学園幼稚園 (3年保育男女計40人/2年保育男女計20人)
光塩女子学院幼稚園 (3年保育・2年保育男女計約120人)

<国立>
★お茶の水女子大学附属幼稚園 (3年保育男女各20人/2年保育男女各10人)
★東京学芸大学附属幼稚園竹早園舎 (2年保育男女各20人)
東京学芸大学附属幼稚園小金井園舎 (3年保育男女約50人)

※★は岡本さんの「特におすすめ」
※〇は女児のみ募集
※『名門幼稚園お受験はママが9割』(ブックマン社)を基に編集部調べ
※平成29年度、30年度の募集要項およびHPの情報を基に作成しています。最新情報は募集要項やHPで確認してください

 「私も夫も、別学の伝統中高一貫校の出身者です。別学の伝統校はお嬢様、お坊ちゃまと揶揄されがちですが、実際は異性を気にしたり、頼ったりすることなく、リーダーシップが発揮できる環境。面倒見がいいをウリにしている新興校に比べて、『伝統校であるほど、自主性を大切にし、学生の自由度が高い』という利点があります」

 岡本さんが言うように、附属幼稚園を選ぶ際には、高校や大学までの子どもの進学先まで多かれ少なかれイメージしながら選択することになります。

 「これからは大学がゴールの時代ではありません。例えば、東大に入ったとしても、東大に入って終わりではないと思うんです。“100年人生”とも言われる中で、今後は70歳まで働くことが普通という時代も来るでしょう。これからは18歳のときにどこの大学に入学したということで人生ずっと生きていける時代ではない。そう考えると子どもには、最終的には将来を考えたうえで、自ら進学先の大学を選んで受験してほしいと考えました。もしも中学受験をする場合、10年後は私自身仕事で求められる責任が高くなる一方、学習や塾通いでの親のサポートが不可欠。中学受験対策で頭を悩ますことなく、高校卒業までの進路の見通しができることでキャリア設計も立てやすいですよね。そうした理由から、『大学附属ではない』または『大半の生徒が大学受験をする』という選択肢の中から幼稚園選びをしました」

 幼稚園ではなく、小学校受験では遅いのでしょうか?

 「小学校受験のほうが、学校の選択肢は多いです。でも幼稚園受験と違い、入学試験日が11月1日に集中しているので実際に受験できる数は多くはありません。準備期間も幼稚園受験は約1年間ですが、小学校受験は1年以上前から準備をする方もいますので、小学校受験に比べると、準備時間や金銭的負担も少ないというメリットがあります」

 「最大の違いは、小学校受験は本人に多少なりの自覚があり、勉強をさせられているという感じになりやすいこと。幼稚園受験は、親が子どもにどう接するかという点が問われる試験なので、ある意味“親の受験”。本人はよく分かっていないし、万が一不合格だった場合でも子どもが挫折感を味わうこともなく、子どもへの負担が少ないと感じました」

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