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小島慶子 男性たちよ、わが子を連れて街へ出よ!

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小島慶子 男性たちよ、わが子を連れて街へ出よ!

男性の育児に寛容な世間。だからこそ公の場で、男が子連れで奮闘してほしい。そして日本の風景を変えてほしい。

子どもを社会の堂々たる一員だと、世に知らしめよう

 でもって、子どもを人々の目に見える存在にしてほしいのだ。子どもはじっと座っていられないものだし、しゃべるものだし、泣くものだし、ベビーカーはかさばるものだし、子連れは荷物が多いものだということを、広く世間に知らしめてほしい。そして私たちの社会には、大きい人も小さい人も、子育てする男も女もいるのだというあっったり前のことを、多くの無関心な人たちに気づかせてほしい。

 もしも不慣れでも、あなたなりのやり方でおおらかにやればいいのだ。子育ては遠慮しいしい誰にも迷惑をかけずにやるべき、なんていう非情な空気を読まなくていい。そして、あなたの子どもは誰のオマケでもない、この社会の堂々たる一員なのだと世に示そう。

 マナーの悪い親が!偉そうな子連れが! という声にも動じないでいい。当然ながらそれは子連れが悪いのではなく、一部の行儀のなっていない人や、態度のでかい人が悪いのだ。子連れバッシングをする人はただ、叩く理由が欲しいだけだ。

 そして女たちよ。夫のユルい子連れっぷりに、どうかダメ出しするなかれ。彼らはハードルを下げてくれている。子連れを「アリな存在」にするための布教活動をしてくれているのだ。同じことをしてもなぜ女だけが責められるのか、腹に据えかねる思いがあるのはわかる。だけどそんな現実を手っ取り早く変えるには、「男のやることだけがおおやけ」と考える世の石頭たちの習性を逆手に取るしかない。

 手厳しい育児ポリスのみなさんも、子連れ狼は男だからと大目に見るだろう。ならば同じ眼差しを、「すみません」が口癖になっているママたちにも注いであげてほしい。母性を祭り上げる気持ちの奥底に、女には枷(かせ)をはめても構わないという侮りがないか、よくよく検分してみてほしいのだ。

小島 慶子

小島 慶子

放送局に15年間勤務の後、現在はタレント、エッセイストとして活動中。中3と小6の息子がいる。新著『るるらいらい 日豪往復出稼ぎ日記』(講談社)ほか、小説『ホライズン』、『これからの家族の話をしよう~私の場合』(海竜社)、『不自由な男たち』(田中俊之氏との共著・祥伝社新書)、林真理子さんと女の欲望について語り尽くした爆笑対談本『女の七つの大罪』(KADOKAWA)、『その「グローバル教育」で大丈夫?』(ヤマザキマリさんとの共著、朝日新聞出版)、小説『わたしの神様』(幻冬舎)、『大黒柱マザー』(双葉社)、『解縛(げばく) ~しんどい親から自由になる』(新潮社)など。現在は家族の拠点をオーストラリアに移し、自身は仕事で日豪往復の日々。
オスカープロモーションTwitter @account_kkojimaaccount_kkojima
公式ブログ:http://ameblo.jp/keiko-kojima-official/

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