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ハッピーなはずの共働き子育て世代が怒るべき理由

子育て・教育

ハッピーなはずの共働き子育て世代が怒るべき理由

「保育園の規制緩和」に強い怒りを覚えた

 初めまして、治部(じぶ)れんげと申します。5歳の男の子と2歳の女の子を育てながら、会社員をしています。働くパパ&ママ向けの明るい、そして時に泣ける記事が並ぶ「日経DUAL」なのに、この連載は一体何だ? と思った方もいるかもしれません。「怒れ」ってどういうことなの? 仕事と育児の両立は、大変だけど、楽しいことじゃないの? と。

 共働き子育てをしていると、様々な壁にぶつかったり、困難を感じることがあります。その中には、夫婦の話し合いで解決できることもあるでしょう。例えば仕事がたまって片付かない…という問題。パパかママの一人が毎日保育園のお迎えに行っている場合は、週に1回でも、もう片方にお迎えに行ってもらうことができれば、少し楽になるかもしれません。または、仕事や家事の効率化で解消できる問題もあるかもしれません。仕事の優先順位を付ける、作業を一部持ち帰って自宅でやる、料理はまとめて作り置きする、などなど……。

ノウハウだけでは、解決しないことがある

 このようにテクニックで解消できる問題は少なくありません。私自身、夫とともに2人の子どもを育てながら働いて5年たち、当初は「無理かも」と思っていた多くのことが、工夫と慣れで何とか乗り切れることが分かりました。きょうだいが同じ保育園に入れるようにするための育休復帰時期の調整しかり、子どもの発熱に対応できるような夫婦のスケジュール管理しかり、そして仕事と子どもの時間を最大限確保するための家事外注しかり。

 一方、それだけでいいのか? という思いが常にあります。ノウハウやテクニックは、今ある、問題環境を受け入れたうえでの最適化戦略です。例えば“保活”は、保育園が十分にない現状を認識しある程度は「仕方がない」と受け入れたうえで、個人が取り得る最適な戦略です。長期的な視野に立って本気で問題を解決するには、保育園を増やす必要があるのは言うまでもありません。

 こうしたことを突き詰めて考えていくと、腹立たしく思うこともあるでしょう。なぜ、保育園に入るのがこんなに大変なのか。なぜ、時短勤務を取ることに、こんなに遠慮をしなくてはいけないのか。なぜ、制度としては存在するのに、父親が育児休業や時短勤務を申請することが、ほぼ無理と思われてしまうのか。なぜ、定時で帰ることに、こんなに肩身の狭い思いをしなくてはならないのか……。

 働く親が直面する様々な困難を根っこから解決するためには「自分が一人で頑張る」だけでなく「おかしいことはおかしいという」「しかるべきところへ出て怒る」ことが必要ではないか――。編集部の方とこんな話し合いをする中で、本連載が生まれました。

忙しいけれど、時には「怒る時間」も必要

 共働き子育てをしていると、時間はとても貴重です。10分だって無駄な事には使いたくないでしょう。

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治部れんげの「怒れ!30代」

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