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重要なお知らせ

「日本一の給食」に込められた子ども達への思い

第8回全国学校給食甲子園。4回にわたる予選を勝ち抜いた12校が戦った結果、1位を獲得したのは……

 「残り時間、あと15分です」

 このコールの直後、福島チームは「じゅうねん」と呼ばれるえごまあえを余裕の表情で盛り付けた。ごはんが炊き上がり、オーブンからおもむろに「もち麦バーグ」を取り出す愛媛チーム、「具だくさんのみそ汁」の温度を測りながら味見をし、大きくうなずく山形チーム…。各チームの個性が最もよく伝わってきた瞬間だった。

 限られた時間の中で日ごろの練習通りの手順を踏んで作業に臨んだ選手達。

 調理終了の合図の後は、安堵の表情を浮かべるチームもあれば厳しい表情で顔を見合わせるチームもあった。しかし、どのチームが勝っても負けてもこの調理場で奮闘した24人全員に惜しみなく拍手を送りたい。その場にいた誰もがそんな気持ちになったはずだ。

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 調理台にずらりと並ぶ全12チームの給食。どれも各県のふるさとの味といっていい。その一部を簡単に紹介したい。

【山形県チーム】
伝統的な食材、鯉に子ども達が食べやすい調理法と味付けを施した<鯉の唐揚げピリ辛ソースかけ>

【石川県チーム】
彩り豊かな<加賀野菜の兼六じぶ煮汁> 、<花咲く金時草のすしごはん>

【奈良県チーム】
特産「吉野葛」を用い、しめじや水菜の餡をかけた<サフランライスの葛あんかけ>

【長崎県チーム】
日本有数の水揚げ量を誇る、飛び魚(あご)のだしをふんだんに使った<平戸あごだしちゃんこ鍋>

【香川県チーム】
県花・県木でもあるオリーブと相性抜群の<オリーブとさぬきコーチンのトマトあえ>

 ……などなど、どれもふるさとの食材をふんだんに使い、作り手の知恵と工夫がたっぷり詰まっていた。

 審査員の食味審査を経て、結果発表が始まった。

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