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日経DUAL

成果につながる長時間労働削減、3つのコツ

約10人のトライアルチーム×4~6チームで長時間労働削減に取り組み、8カ月で社内の成功事例を作る

ワーク・ライフバランス社の代表取締役で、900社の働き方改善を手掛けてきた、小室淑恵さん。先日、都内の会場で開催された小室さんのセミナー「WLB実現のための働き方改革 社内実例づくりから、全社展開への流れ ~チームが自発的に原因を発見し削減を実行する『やらされ感のない仕組みづくり』~」のリポートとして、DUAL読者に向けたメッセージを4回に分けてお届けします。

第2回の「方法を間違えると『労働時間削減』は簡単に失敗する」では、ただ単に長時間労働を削減しようとすると、社員のやる気を消失させ、コンプライアンス上のリスクを増加につながり、チームワークが崩壊し、強化月間が終わるとリバウンドさせてしまうという、悪循環について解説しました。今回は、成果アップにつながる「長時間労働削減」のコツをお話します。

組織に根付かせるために、社員の「変わりたい」という思いを引き出す

 長時間労働の削減は、一定期間行えばいいものではなく、組織に根付かせることが肝心です。しかも、第三者から言われたことになんとなく従うのではなく、社員が「自発的に」取り組むことができる仕組みづくりが重要です。それには、企業の中にあるパワーをうまく機能させる必要があります。

 長時間労働を削減する取り組みが、失敗するか、成功するか。その分かれ目はどこにあるのでしょうか。私はそれぞれに3つの原因があると考えています。

【長時間労働の削減が失敗する3つの原因】
1) 社員に「働き方を変えたい」という内的欲求がなく、必要性が共有されていない
2) 社員が、働き方を変える具体策を持っていない
3) 自分ががんばっても、メンバーや上司と足並みがそろわず、取り組みが続かない

【長時間労働の削減を成功させるための3つの要因】
1) 社員の「自分も変わりたい」「自分の部署を変えたい」という欲求を引き出す
2) 何からどう変えるかを、他人主導ではなく、自分たち主導で導き出す
3) チーム全員で合意し、目標期日とアクションを決めて実行に移す

 つまり、「内的欲求」「具体策」「組織の合意」の3つがそろって初めて、自発性と継続性を引き出し、長時間労働削減の成功へとつなげていくことができるのです。

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連載バックナンバー

小室淑恵の 長時間労働のやめ方、教えます

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