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重要なお知らせ

赤ちゃん片手に経営を学ぶ「育休プチMBA勉強会」

育休ママ達の「経営を学びたい」という声から生まれた会。関係者が全員育休中という場で、参加者が学ぶものとは?(上)

これまで特集「MBAに挑戦するワーママが増えている理由」でMBAに挑戦するママの実態に迫ってきました。「MBAの重要性は分かった。とはいえ育児と仕事を両立しながらだと、なかなか挑戦できない!」と思うワーママも多いのではないでしょうか? さて、これから育児休暇に入るママ、今、育休中だというママに朗報です。「育休プチMBA勉強会」をご紹介します。

育休後の復職に備えて、経営の知識・思考を学びたい

「育休プチMBA勉強会」の様子。全員が育休中というだけあって、受講者のお膝か背中には必ず赤ちゃんが
「育休プチMBA勉強会」の様子。全員が育休中というだけあって、受講者のお膝か背中には必ず赤ちゃんが

 赤ちゃんを膝に乗せたり、おんぶをしたりしているママ達の写真――。みんなで何をしているのかというと、経営を勉強しているのです。育児休業期間中、復職後に活かせるような勉強をしたり資格取得を目指したりするワーママは少なくなく、そのニーズに応える形で2014年7月からスタートした「育休プチMBA勉強会」の様子です。

 ビジネススクールのMBAカリキュラムと同様、ケースメソッド(企業や組織の経営課題の実例を基に、ディスカッションを通じて問題解決のための思考トレーニングを行う教育法)を用いて「経営」を学ぶというもの。育休中の女性が赤ちゃんを連れて参加し、授乳やおむつ替えをしながらでもディスカッションに参加できる場になっています。

 「育休プチMBA勉強会」代表の国保祥子さん、共同設立者の岡野美佳さん、2014年度の運営メンバーの皆さんに、その内容と成果をお聞きしました。

国保祥子(こくぼ・あきこ)さん

外資系IT企業での業務変革コンサルティング経験を経て、慶應義塾大学ビジネス・スクールでMBAおよび博士号を取得。ケースメソッドおよびチームラーニングデザインによる実務家の能力開発に定評。民間企業、行政機関、大学での人材育成ニーズに応え、育成プログラム開発および導入に従事。経営層と若手人材の同時教育、未経験人材や、多様なバックボーンを持つチームの教育デザインなど、次世代組織マネジメントの実践を得意とする。静岡県立大学経営情報学部講師、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科非常勤講師。経営学博士(Ph.D)。

「育休プチMBA勉強会」発足のきっかけをつくった、ネスレ日本株式会社に勤務する岡野美佳さん
「育休プチMBA勉強会」発足のきっかけをつくった、ネスレ日本株式会社に勤務する岡野美佳さん

 「育休プチMBA勉強会」が発足したのは、ネスレ日本株式会社に勤務する岡野美佳さんが、第二子の育児休暇中、「経営を勉強したい」という声を上げたのがきっかけでした。

 「子どもが2人に増えてさらに時間に制約されるため、仕事のスキルアップを図って効率を上げたいと考えていました。転勤を伴う辞令を受けられない分、価値を発揮できる人材にならなければならないという思いがあって。それに、第一子の出産・復職後は出産前よりも仕事が面白くなってきていたので、『よりレベルアップしたい』『いずれは管理職を目指したい』という意欲も湧き出していて、そのために必要な知識を学ぶ場所を探していたんです」(岡野さん)

 そんな折、産後女性向けエクササイズ教室で出会ったのが、岡野さん同様、出産して間もない国保さんでした。国保さんが経営学の専門家と知り「おすすめのセミナーはありますか」とアドバイスを求めた岡野さん。国保さんは「実践的な経営手法を学ぶのであれば、ケースを使ったディスカッションを繰り返すのが有効。私は仕事柄、教材を持っているので、何人か集まれば勉強会を開いてもいいですよ」と応じ、開催に至ったのです。

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MBAに挑戦するワーママが増えている理由

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