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料理をしたことがないパパが娘のために料理に挑戦

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料理をしたことがないパパが娘のために料理に挑戦

正しいレシピに従えば「こんなもんだろう」と作っているママよりおいしい料理ができる!

 男性が家事を分担するのは当たり前という考え方はずいぶん浸透してきたと思いますが、まだ「ゴミ出し」や「風呂掃除」レベルにとどまっているようです。これでは働く妻の負担が軽減されているとは言えません。日経DUALが以前実施した「共働き家庭で夫が担当している家事は何か」に関するアンケートでは「料理」が最下位でした。一方、妻が夫にしてほしい家事の中では「料理」が上位に入ります(DUALアンケート「夫に『部屋の掃除』を求めている共働き世帯の妻」)。
 このあたりの意識の差を解消すべく、共働きなのに料理を一切しない夫代表のライター・大山くまお(名言ハンター)が、DUALの記事「真夏のお弁当は『安全』最優先! お役立ち技10」などでもおなじみの料理家、本田明子さんに弟子入りして料理の基本を学びます。
 第1回は「なぜ夫は料理しないのか?」について、本田さんに伺いました。

料理研究家の本田明子さん(右)と共働きなのに料理を一切しない夫ライター代表の大山くまお
料理研究家の本田明子さん(右)と共働きなのに料理を一切しない夫ライター代表の大山くまお

女性も男性も、料理ができないからと恥じることはない

―― 僕の妻は会社員なのですが、この春、時短勤務からフルタイムに復帰しました。妻が帰宅後に食事の用意をするとなると、保育園に通う娘の食事の時間がどうしても遅くなります。ここで夫が奮起せねばならんと思ったのですが、まったく料理をしないせいか、何から始めたらいいのかまったくわかりません……。

本田明子さん(以下、本田) あらあら。料理をしない夫には2パターンありまして、本当は料理ができるのにしない夫と、まったく何もできない夫です。大山さんは後者ということですね。何か得意な家事はあるんですか?

―― 一応、洗い物は得意です。あと、メモさえあれば買い物はできます!

本田 でも、奥様からしたら、買い物のメモを準備するのも「何でそんなことまで……」という気持ちでしょうね。

―― 消え入りたい気持ちになってきました……。

本田 ただ、今これと同じことが女の人にも起こっています。女の人も最初から料理ができるわけではありません。今の人たちは料理する必要がないまま大きくなって、結婚して夫と2人でいるときもまだ困らない。子どもが生まれて初めて危機を感じて、料理を作ろうとする。ほとんどの女性がそうだと思います。これは仕方のないことなんです。時代が作った子どもたちですからね。女性も男性も、料理ができないからといって恥じることはないんです。子どもが生まれてから作れるようになればいいんですから。

―― なんだか勇気が湧いてきました! 僕が今から料理するようになっても遅くはないんですね?

本田 遅いですけど遅くないですよ(笑)。料理はどこからでもスタートできます。重要なのは、妻は料理ができない夫を責めてはいけないですし、夫も料理ができない妻を責めてはいけません。それを理解しておかないと、家庭で戦争が起こります。私も戦争を起こしました。

―― 戦争……! まずはお互いを責め合わないことですね。心に留めておきます。

本田 あとは夫婦でルールを決めること。たとえば、妻の帰りが6時を過ぎるなら、その日は夫が食事の準備を担当する。そのあたりから始めたらいいと思います。

―― わかりました。料理オンチから質問をさせてください。僕は料理をしようと思っても、まずレシピの読み方がわからないんです。あと、レシピに載っている調味料が揃わない。調味料が揃わなければ、味付け一つできないことが多いんです。台所をよく探せばあるのかもしれませんが……。

本田 女の人にありがちなことですが、台所を自分ベースで片付けてしまうんですね。自分が使いやすいように片付けてしまうので、他の家族はどこに何があるのかわからない。自分中心の台所にしているのに、つい夫を責めてしまうのは、私も含め、女の人の悪いクセ。比較的、男性のほうが、どこに何があるのかを共有しようとする。台所のどこに何があるのか、夫婦で共有しておくことはとても大事なことです。塩とこしょうはどこに置く、この器はどこに置く、ということを2人で決めておくといいでしょう。

―― 夫が料理するための第一歩は、台所の情報の共有からスタートということですね。それができれば「面倒」という心理的な障害をまず一つ乗り越えられそうです。

本田 そうですね。かなりの部分で障害が取り除かれると思います。

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