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仕事の喜びを知ってしまった女達の「欲」

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仕事の喜びを知ってしまった女達の「欲」

渋澤健・最終回/「枠」をかなぐり捨て、「今日よりも、よい明日」に向かって柔軟に突き進む女性社員の本音

長期ファンドを運用するコモンズ投信(東京・千代田区)会長の渋澤健さんの連載「渋澤 健 チェンジメーカー7つの感情」、第7回です。「日本資本主義の父」と言われる渋澤栄一氏の孫の孫でもあり、長期的な視野で世界を洞察する傍ら、共働きで3児(14歳、13歳、11歳の男児)の父親でもある渋澤さん。この連載で取り上げるのは、儒教の経書「礼記(らいき)」にある「七情(しちじょう)」。七情とは、「喜・怒・哀・楽・愛・悪(お)・欲」という7つの感情を指します。毎回、ゲストの方にご登場いただき、共働き夫婦が生活や仕事のなかで巡り合う七情について深く考察していきます。とうとう最終回。ゲストは、コモンズ投信で働く3人の女性社員。取り上げる感情は「欲」です。

馬越裕子(ゆーこさん) 

テレビ番組制作出身。海外での環境問題の番組取材に多く携わる。2005年より専業主婦。2008年よりコモンズ投信コールセンターに勤務(パートタイム)後、現在寄付のしくみSEEDCapやこどもトラストセミナーをプロデュース。結婚歴17年。16歳、13歳の男子の母。



横山玲子(レイチェル)

金融システム出身。プロジェクトマネージャーとしてキャリアを積み、2014年1月コモンズ投信に入社。主にWEBマーケティングを担当。こどもトラストセミナーではお金の勉強会を展開中。結婚歴8年、子どもなし。



福本美帆(みぽりん)

大手証券会社にて営業などを経験し、2014年7月よりコモンズ投信。マーケティング部にてお客様向けレポートの作成や、初心者向け、パパママ向けセミナーの講師などを担当。結婚歴11年。8歳を筆頭に、5歳、2歳の男子の母。

「自分の枠」ってある? ない?

 さてさて共働き・子育てにまつわる「7つの情」について考えるこのコラムが、いよいよ最終回を迎えました。今までお付き合いいただき、どうもありがとうございます。最後のキーワードは「欲」になります。

 今回のインタビュー相手はどなたにしようかと悩みましたが、一番近くにいて、でもその人の心底にある「欲」を知らない人ということで、弊社のマーケティング・チームの3人ユニット「ぱふ~む」(自称です…)に決めました。メンバーは馬越裕子さん(ゆーこさん)、横山玲子さん(レイチェル)、そして、福本美帆さん(みぽりん)の3人組。会社近くのカフェでランチを取りながら、彼女たちの内面に渦巻く「欲」について、聞き出してみることにしました。

 「せっかくだから1杯、ビールでもどう?」と、さっそく欲をそそるボールをみぽりんに投げてみました。だって、彼女は家のキッチンにビールサーバーを設置しているほどの酒豪ですから。

 しかし、「いや、いいです」とやや予想外な展開。少々飲んでも顔に出ないし、他人には分からない。けれども勤務中は飲まないという越えたらいけない規律の線を今までの仕事人生でずっと引いていたらしいです。キリッ。

 一方、レイチェルは「ワタシにはそういう線はないなぁ」と、状況判断によっては枠組みを越えることにためらうことがないようです。リーマンショックの年、同業者の夫と二人で会社を辞めて1年間の休暇を取ってバックパッカーとして世界を放浪した自由なスピリットの持ち主ですからね。

 そこで、ゆーこさんがちょっと腕を組んで「う~ん、私はもともと自分に枠をつくっていたな」と考え込みました。テレビ番組制作会社で世界の現場を巡るといったアクティブな仕事を続けながら結婚し、2児の出産を経験。夫は同業者で仕事の時間帯は超不規則。妻の仕事に対する理解はあっても、家事育児を共同作業として行うのは「とても無理」な状態。自分が頑張るしかないという「枠」にとらわれ、一番身近な人(夫)の協力を得るのが下手になってしまっていたといいます。

 そこへ、みぽりんがすかさずジャブを入れます。

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