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重要なお知らせ

よその子、同僚 「比べてしまう」気持ちと向き合う

妬む気持ちは否定せずに「前向き変換」でパワーに変えてしまおう!

 仕事も子育ても、一生懸命頑張りたいのに、うまくいかずに疲れてしまう。そんなあなたに心理カウンセラーの下園壮太さんがくれる処方箋とは――。連載3回目は、「人と比べてしまう」気持ちを前向きパワーに変換するための、とっておきの技をお伝えします。

「比べる」気持ちも、実は本能的な感情

 前回の「怒りのコントロールで子育てはもっとラクになる」では、日常で起こるイライラの火種をこまめに沈静化するためのセルフケアメソッドをお伝えしました。

 イライラしたり、焦ったり。なんだか毎日がうまく回らない。ため息を100回ぐらいつきたくなるようなときに、ふつふつと膨らんでくるのが、「もっと○○だったらなぁ」という願望。同時に、「よそのあの子はこんなにデキるのに、どうしてうちの子は」とか、「○さんちのご主人は子育てにすごく協力的みたいで、羨ましいな」、あるいは「同僚の○○さんは、上司に恵まれているから早く帰れていいな」といった、誰かと「比べる」気持ちが湧き上がってくるものです。

 多くの場合、人は誰かと比較するとき、自分より優れている人と比べるものです。そして「なんで比べてしまうんだろう」「比べても仕方がないのに」とその感情を押し込めようとし、うまくいかなくて自信を失ってしまう、というケースが多いものです。

 実は、「人と比べる」気持ちは、本能があなたを守ろうとして発している感情だ、というと驚くでしょうか。

 この感情については、人間が原始人だった、遠い遠い昔のころから備わってきた「期待」「比較」という2つの心のプログラムについて知ると、よく理解できます。

 木の実を取って生きていた原始人の暮らしをイメージしてみてください。原始人がグループで木の実を取ったとします。それをみんなで分配するときに、自分だけ木の実の量が少ない。毎回、そのような状況が続くと、生命の危機が訪れるかもしれません。だから、自分は今回このぐらい働いた、だからこのぐらいはきっともらえるだろうという「期待」を抱き、同じぐらいの働きをした人と自分が同じぐらい木の実を受け取っているかをチェックする「比較」、この2つのプログラムによって、人間は自分が生き抜く条件を見極め、自らの命を守ってきたのです。

 だから、身近な人を見て「比較」をしたり、「それに比べて自分は」と卑下したりしてしまうのは当たり前の感情なのだ、ということをまずは理解してほしいと思います。

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