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子連れ限定の飛行機 リスクを抱えつつ開発の裏側

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子連れ限定の飛行機 リスクを抱えつつ開発の裏側

JALパックの人気ハワイツアー、発案はパパ社員!多くの人の想いが形になって進化

 こんにちは。旅行ジャーナリストの村田和子です。DUAL読者の関心が高い「子連れに優しい旅サービス」や「旅育サービス」に注目したこの連載では、開発の背景や意図、企業や担当者の思いなど、サービスの裏側をジャーナリストの視点でご紹介していきます。

 今回取材したのは、2009年にスタートし、今年で8年目を迎える「JALパック ファミリージェット®(以下、ファミリージェットと表示)」。温暖で過ごしやすく家族連れに人気の「ハワイ」ですが、日本発は夜間のフライトで子どもが静かにしているか不安も多いもの。そんな背景から生まれた「ファミリージェット」は、なんと小学生以下のお子様連れ限定の飛行機。泣いてもお互い様という安心感や、授乳スペースなど子連れのニーズを先取りしたサービスが好評で、リピーターも多いといいます。

 立ち上げの経緯、進化するサービスやその裏話を、株式会社ジャルパック 海外企画商品第一事業部 ハワイ・ミクロネシアグループ アシスタントマネジャーの都築寛さん、同グループ チーフ 菅原由佳さんに聞きました。

ファミリージェット出発進行!安心して子連れでハワイへ

 飛行機1機をまるごと旅行会社がチャーターする「ファミリージェット」は、通常のツアーと違って売れなければ、旅行会社(※株式会社ジャルパック)が大きな赤字となるリスクのある商品です。そんなリスクを抱えつつの企画は、ハワイの夏休み向け商品についての会議で生まれたといいます。

株式会社ジャルパック 都築寛さん(左)、菅原由佳さん(右)
株式会社ジャルパック 都築寛さん(左)、菅原由佳さん(右)

 「子連れハワイの最大の難関は移動の機内というのは明白でした。そんな中、当時のアシスタントマネジャーからの『お互いさまの精神で、子連れ限定の飛行機なら、そんな不安も解消されるのでは?』というアイデアがきっかけとなりました(菅原さん)」

 しかも、発案者の社員は、1歳と3歳のお子さんがいるパパ社員。JALでハワイ路線を担当する同じくパパ社員と二人で中心になって動いたところ、JALグループ内から共感の声が寄せられ、多くの人の後押しがあって実現したといいます。

 順風満帆に思えたファミリージェットでしたが「実は発売直前にまさかの事態が起こった」と菅原さん。

 「2009年はGW明けに、新型インフルエンザが世界的に流行したのです。中止となるツアーもある中、お子様連れのファミリージェットも見送りの危機に直面しました。そんな時、発案者のパパ社員が『絶対集客をするのでこのまま継続させてほしい』と担当の部長へ直訴したのです(菅原さん)」

 その熱意のかいあって無事にツアーは催行され、大成功をおさめるというドラマがあったそう。以来、毎年サービスを拡充して運航し、今年は8月5日出発で「アウラニ・ディズニー・リゾート&スパ」とワイキキ中心部のホテルの両方に滞在し、ディズニーと街中の両方を楽しめるツアーを初めて設定しています。

2016年のファミリージェットは、8月5日出発の6日間
2016年のファミリージェットは、8月5日出発の6日間

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