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中田敦彦 “一家の大黒柱”という考え方は良くない

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中田敦彦 “一家の大黒柱”という考え方は良くない

家事・育児分担は、作業量の対等ではなく、夫婦の精神的フラットを目指す

 

 お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦さん。超ロジカルに持論を展開するプレゼンテーションは右に出る者がいないほどですが、そんな中田さんの論理的思考とトーク力は、夫婦関係や子育てにおいても発揮されています。タレントの福田萌さんを妻に、もうすぐ3歳になる娘がいる父親の側面から、あらゆるテーマを語っていただきます。第4回のテーマは、「共働き夫婦の収入と、役割分担」について。多くの夫婦が陥りがちな対立を、冷静に分析して下さいます。

 今回は、共働き夫婦の収入と、そこに大きく関わってくる家庭での分業について、僕の考えをお話しします。

 「夫が外で稼ぎ、妻は家庭を守る」という、完全分業が家庭のスタンダードだった時代、夫や父親を「一家の大黒柱」と呼びました。大黒柱とは、その家計を立てるうえでの中心人物で、「稼ぐ男=家族の中で最も力があるリーダー」との意味と捉えています。僕はこの言葉が内包する考え方は、良くないと思っています。

 誰が表面的に稼いでいるかとの価値観で家庭を縛りつけることは、圧倒的に男の権力を強くしてしまっているから。1つのところに機能が集中し、責任や決定権も1人が握っている組織は、暴走したときチェックがききません。ワントップを脅かす仕組みがないのは、家庭生活においても大きなリスクです。

僕が稼いだお金も妻が稼いだお金も、夫婦の財布へ

 わが家は、僕も妻もそれぞれで仕事をしていますから、僕による収入、妻による収入があります。だけれども、妻には常々、「あなたのお金、私のお金」という言い方は止めよう、と話をしています。妻は、例えば何か買い物をしたとき、「私の(稼いだ)お金で買ったから」と言うことが時々あって。いや、それはおかしい、と僕はうるさく指摘しています。

 僕ら夫婦は、2人の力で稼いでいる。だから、僕の給料は夫婦のものだし、きみが稼いだお金も夫婦のもの。僕が稼いだお金、きみが稼いだお金、1つの財布に入れて2人でどう使うか。家庭を支えていく経済のことは、夫婦で向き合っていこうよ。そう確認し合っています。

 「俺が稼いだお金を、妻に渡している」という、大黒柱的マインドって、変なんですよ。

 というのも、妻も結婚前は1人で身を立てていたわけですよね。それが結婚生活、出産、育児という新たな役割が加わったことで、彼女は仕事を調整する選択をしました。僕が表に立ち稼いでいるとしても、妻のサポ―トありきでやれている仕事はたくさんあります。

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