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中田敦彦 “一家の大黒柱”という考え方は良くない

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中田敦彦 “一家の大黒柱”という考え方は良くない

家事・育児分担は、作業量の対等ではなく、夫婦の精神的フラットを目指す

 この連載だって、僕が未婚なら成立しないわけだし、『ヒルナンデス!』での主婦の方向けや、家庭や子どもに関する発言は、妻との日々の会話があるからできていること。何より、僕が仕事に手一杯でも娘が元気に成長しているのは、妻がいてくれるからです。

 だからやはり、僕ら家族の収入は2人で生み出しているこの認識を強く持つことは、大事にしています

 で、難しくなるのはここからです。

家事・育児の夫婦シェア配分を考えるとき、「収入ベース」は妥当なのか

 ある共働き妻・Yさんが、こんな訴えをしていました。夫に家事・育児をもっと担ってほしい。自分も仕事をしている、だから家事・育児は、夫もその比重をもっと増やしてしかるべきだろう、と。それに対するダンナの主張はこうだそうです。

 「僕のほうが稼ぎが多いし、この家の経済は僕の給料で成立している。五分五分で稼いでいるなら家事も育児も半々でするけど…」というもの。

 つまり、家事・育児をもっと協力してほしい働く妻に対して、夫は「家事・育児の分担割合は、稼ぎに反比例する。そして、収入に対して対等といえる分の役割は、十分に果たしている」という理屈なわけですね。

 「僕(私)のほうが稼いでいる」とは、言葉にしてはいけないフレーズだと思いますが、非常に陥りがちな論争であるのはよく分かります

 でも整理して考えると、この「家事・育児の分担は、稼ぎに反比例する」理論は、おかしいんです。

 夫婦の役割は、サッカーにたとえると非常に分かりやすい。外で仕事をして帰ってくる父はフォワードで、育児・家事を主導する母はディフェンダー男女による収入の差は、単にフォーメーションの問題なんです。ディフェンダーも前線で得点をすることはできますが、フォワードのほうが圧倒的に点を獲りやすい(稼ぎやすい)でしょう。

 最終的にゴールを決めて、名前が表示されるのはフォワードの選手のみ。でもチームで獲った得点ですよね。

 点を稼いでいるから守備しない、というフォワード選手は試合で使われません。攻撃陣に対する守備陣の気持ちは、「なるべくディフェンスに参加したうえで、点を取ってくれ」ですよね。

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