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中田敦彦 “一家の大黒柱”という考え方は良くない

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中田敦彦 “一家の大黒柱”という考え方は良くない

家事・育児分担は、作業量の対等ではなく、夫婦の精神的フラットを目指す

今の日本社会はまだ、男のほうが稼ぎやすい仕組みになっている

 加えて、制度的な問題も大きい。わが家も収入の額でいうと、僕のほうが妻より稼げています。でもこれは、社会全体が男性のほうががより稼ぎやすい仕組みであることが、大きく関わっています。そんな仕組み上の背景があるのに、「俺のほうが稼いでいる!」との夫の主張は、間違っています。フォワードがディフェンダーに、「得点を3点も決めた俺のほうが偉い」と言う矛盾と同じです。 

 いやいや、収入額は関係ないんだ。夫はもっと家事・育児をしたいけれど、長時間労働で家にいられる時間が少ないから、家事・育児の負担が妻にばかりのしかかっているんです。そういった夫婦もいらっしゃるでしょう。

 そんな夫婦も含めて問うていくべきは、家事や育児が「お互いにとって気持ちいいバランスかどうか」だと考えます。

 前述のYさん夫婦でいうと、分担の配分が、お互いにとって心地いいところまでいっていない、これこそが考えるべき問題。別に妻は、100%やってほしいと要求しているわけではないですよね。

 妻側の主張に言葉を足すと、「稼ぎが8:2で夫のほうが多くて、仕事が忙しいのも知っています。その上で、そんな人に助けてほしい割合として、現状の協力では足りていません。私もしんどいんです」ってこと。なのに、そんな気持ちを無視して、夫が「俺はすでに十分にやっている!」と主張しても、何も改善されません。

 精神的な対等感を、妻も夫も抱けていないからぶつかってしまっている。物理的に5:5である必要はなく、精神的に5:5であるかを話し合い、探り合うことが大事だと思います。

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