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年金4割減の老後に向けてお金を賢く増やす方法

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年金4割減の老後に向けてお金を賢く増やす方法

【入門★老後資金をためる!特集】(1)老後資金いくら準備?どうためる?専門家に聞いてみた

 「少子高齢化の影響で、将来もらえる年金が減る」というニュースを耳にします。年金の不安を解消しようとコツコツお金をためても、マイナス金利時代の今は銀行に預けているだけでは一向に増えず、もし今後物価上昇となった場合、持っているお金は相対的に目減りしていってしまいます。リスクを取って大きく増やす必要はないけれど、自分の資産を守るための手堅い方法は知っておきたい――そんな方々に向けて、「知らなきゃ損」の情報をできる限りかみくだいてお伝えする「入門★老後資金をためる!特集」を5回にわたり掲載します。
 第1回は、「とはいえ、何から始めればいいの?」「どんなお金の増やし方があるの?」「投資って怖くない?」といった素朴な疑問を、金融のプロ中のプロに投げかけてみました。安心な老後ライフを送りたい人は必読です。

【入門★老後資金をためる!特集】
第1回 年金4割減の老後に向けお金を賢く増やす方法  ←今回はココ
第2回 実は銀行に預けるよりも安心な「個人向け国債」
第3回 老後資金づくりで最優先に活用すべきは「確定拠出年金」
第4回 長期で投資できる老後資金なら「投資信託」
第5回 DC、投信を運用しているデュアラー3人の活用術

【答えてくれた人】
朝倉智也さん・・・中立的な立場で投資信託の評価を行う「モーニングスター」代表取締役社長。著書『ものぐさ投資術』(PHPビジネス新書)で心穏やかな資産形成術を提唱。

楠 雄治さん・・・ネット証券大手「楽天証券」の代表取締役社長。初心者も始めやすい、ロボ・アドバイザーを活用のファンドラップ(運用管理を専門家に任せるサービス)を7月に開始。

山崎 元さん・・・経済評論家。著書『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(文響社)では、分かりやすく歯に衣着せぬ語り口で投資のイロハを解説。

Q. 老後資金は子育てが終わってから…と思っていたらダメ?

日経DUAL編集部 DUAL家庭では目の前の住宅ローンや教育資金などで手いっぱいなところがあるのですが、老後資金もやはり今から準備しておいたほうがいいのでしょうか?

朝倉智也さん(以下、敬称略) はい(きっぱり)。年金は今は65歳からもらえますが、将来は70~75歳からの受給スタートになるかもしれないということもいわれていますね。少子高齢化が進み、年金受給者は増えています。私が生まれる前の年の1965年の時点では、65歳以上の人口は総人口のたった6.3%だったのが、今では26.9%(2016年2月時点)。入ってくる保険料を全員で分けるので、一人一人の受給額が減るうえ、もらえる期間も短くなるわけです

山崎 元さん(以下、敬称略) 2014年に厚生労働省が発表した試算を参考に考えると、今、モデル年金が22万円のところ、DUAL世代がもらう将来は13万円くらい、約6割になるのではないかと私は思っています(65歳から支給の場合)。年金は破綻してなくなってしまうわけではありませんが、だんだんと痩せ衰えていくようなイメージですね。そうなると、公的年金以外に、自助努力が必要でしょう

楠 雄治さん(以下、敬称略) 日本人が長生きという点にも注目です。仕事のリタイアは65歳でも、そこから25~30年間という長い老後人生が待っています。収入が年金頼みというのでは、心もとないですよね。老後、子どもに迷惑をかけたくないからといって、例えば介護施設に入っても、最初に払う数百万円と、夫婦で40万円以上の毎月の支払いが必要となるケースもあります。ぜいたくする必要はないですが、必要最低限のお金だけじゃなく、たまの旅行や観劇、ゴルフを楽しむためのお金だって準備しておきたいでしょう。

朝倉 将来、消費税が上がる可能性もありますね。日本でいう消費税に当たる付加価値税はスウェーデンやデンマークでは25%、イタリアでは22%、イギリス、フランスでは20%。日本の消費税は今後10%になりますが、これらの国を見ると、まだまだ上がる余地はあるといえます。また、政府は金融緩和で物価を上げようとしているので(目標年2%)、お金はさらに必要になるでしょう。

 今40歳の方は、65歳までならまだ25年間あります。今のうちから余裕資金で積み立てていけば、老後までにはある程度のまとまったお金を準備することはできます

【チェック! なぜ今から老後資金を準備しておくべきなの?】

(1) 将来もらえる年金が減る可能性が高いから
(2) 長生き社会で、老後の時間が長いから
(3) 子どもに迷惑をかけたくないから
(4) 今後も消費税の上昇や、物価が上がる可能性があるから
(5) 早くから準備すれば、少しずつの資金で大きなお金を用意でき、老後のゆとりになるから

Q. じゃあ、いくら自分で準備すればいいの?

―― もらえる年金額は減るのに、お金はまだまだかかりそう…ということですね。老後はいくらくらいあると安心でしょうか。

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