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「普通に働きたい」女性の真意と男性管理職の役割

仕事

「普通に働きたい」女性の真意と男性管理職の役割

治部れんげ/ジェンダーに関係ない「ああなりたい」をすんなり受け入れられるか。男性管理職の責任は重い

女性活躍の鍵を握るのは、男性管理職

 女性活躍の鍵を握るのは、だから、女性本人の覚悟や能力に加えて組織で多数を占める男性管理職だと、私は思っています。輝こうが輝くまいが、働き続ける。持てる能力は発揮する。育児や介護で時間制約ができたら、時間当たりの生産性を最大化し、それが認められる。

 これが可能になったとき、「女性活躍」とか「女性が輝く」という言葉は不要になるでしょう。「普通に働きたい」と願う女性達は、決してやる気がないのではありません。男性と同じように、当たり前に、女性も働く時代になってほしい「だけ」なのですから。

 「人口減少だから女性活躍が必要」といった言葉は、はっきり言って「能書き」です。そうした理屈を唱えることより大事なのは、目の前にいる部下や後輩の彼女に何を話すか。それは、彼女と同期入社の男性と同じなのか、違うのか。この男性社員に割り振る仕事は、同年入社同職種の女性にも割り振るのか。そうでないなら、なぜなのか。

 あなたの言動の積み重ねが、目の前の彼女を、頼りになる戦力にすることもあれば、諦めてマミートラックを歩く人にも、するのです。女性が輝かなくても、当たり前に、普通に働き続けられるように、何ができるか。男性管理職には、ぜひ自分の問題として、考えてほしいのです。

治部 れんげ

治部 れんげ

昭和女子大学現代ビジネス研究所研究員。1997年一橋大学法学部卒業後、日経BP社入社。経済誌の記者・編集者を務める。その間、2006~07年フルブライト・ジャーナリストプログラムで米国留学。ミシガン大学客員研究員としてアメリカの共働き子育て先進事例を調査。14年からフリーに。国内外の共働き子育て事情について調査、執筆、講演などを行う。著書『稼ぐ妻・育てる夫―夫婦の戦略的役割交換』(勁草書房)、『ふたりの子育てルール』(PHP研究所)。息子(小学生)と娘(幼稚園児)の母親。家事・育児を夫婦で半々に分担しながら、核家族の共働き子育て8年目。考え方の基本は「大人に市場主義、子どもに社会主義」。東京都男女平等参画審議会委員、日本政府主催の「国際女性会議WAW!」アドバイザーズメンバー、一般財団法人女性労働協会評議員などを務める。Twitter:@rengejibu

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