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年齢別【小学校高学年ママ・パパ】

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放課後の習い事 忍耐力や問題解決力を育てる

【年齢別特集 小学校高学年ママ・パパ向け】(2)小学校高学年の参加者が多く、適応力も高い「山村留学」も紹介

 時間が長く、色々な選択肢がある分、過ごし方に悩む「子どもの放課後」。特に高学年になると、学童に通えなかったり、通いたがらなくなったりすることも。「周りのお友達は、2月から塾通いをスタートするようだけど、受験をまだ考えていないウチの子はどうすればいいの…?」 という、新小4の保護者の声も聞こえてきます。DUALでは将来のためにもなる「習い事」と、小学校高学年の参加者も多いという「山村留学」に注目しました。新年に心機一転、放課後の過ごし方を見直してみませんか。

【小学校高学年のママ・パパ/充実した放課後時間!】
(1) 高学年 学童を卒業したら将来を育む習い事を
(2) 放課後の習い事 忍耐力や問題解決力を育てる ←今回はココ
(3) 小4からの放課後 勉強への意欲を高めるには?
(4) 高学年 受験をすると決めたら、どんな放課後になる?

 子どもの成長に伴い、ママやパパが抱く育児の喜びや悩み、知りたテーマは少しずつ変化していくものです。「小学生低学年」「高学年」「保育園」「プレDUAL(職場復帰前)」の4つのカテゴリ別に、今欲しい情報をお届けする日経DUALを、毎日の生活でぜひお役立てください。

勝ち負けの世界に身を置くことで、冷静に受け止められるように

 高学年の子どもに、何か新しい習い事をさせたい! できれば中学生や高校生、さらに大人になってからも楽しむことができ、さらに脳や精神を鍛えられるようなもの…。たくさんの選択肢の中から、DUALでは囲碁に注目しました。東京都中央区では27年度9校で囲碁が授業に導入されており、伝統文化を学ぶとともに、集中力を高め、思考力や判断力を養い、コミュニケーション力や礼儀作法が身に付く頭脳ゲームとして、教育の現場からも熱い視線が注がれています。

 取材に行ったのは日本棋院の「水曜子供教室」です。囲碁はひと言で言えば陣取りを競うゲーム。ルールはとてもシンプルで、縦横19個ある碁盤の線の上に、黒と白を交互に置いて陣地を囲い、黒の陣地と白の陣地を比べて大きな方が勝ち、小さな方が負けとなります。実際、どんな子ども達が、どのような雰囲気で囲碁を楽しんでいるのでしょうか?

 当日の講師は、プロ棋士としても活躍する鶴丸敬一 七段。当日は体験も含めて約20人の子どもが参加しました。鶴丸七段が碁盤ボードの前に立つと、子ども達が姿勢を正し「よろしくおねがいします」と大きな声で挨拶し、稽古の時間が始まります。初めは、囲碁の形を覚え、先を読む力を鍛える「詰碁(つめご)」。当日の詰碁問題を前に、子ども達は臆さず「10-5(じゅうのご!)」「3-16(さんのじゅうろく!)」と、碁盤を置く目の位置を表す数字を次々に言い、先の一手を考えていきます。

 「じゃあ、例えばここに置いてみるとどうかな?」と鶴丸七段が言うと、「うーん、ダメ。そうするとその先で取られちゃう」と指摘。「じゃあ、ここは?」というように、先の先を読みながら、打つ手のパターンの可能性を頭でイメージし、目でも確かめます。

 どの位置に置いたら、相手の石が取れ、確実に盤上で自分の陣地を広く囲めるか。実戦でよく出てくる形を繰り返し行い、パターンの引き出しを増やすことで、初心者でも3手先、1年以上通う子は5手10手先まで頭の中で動きのイメージを描き出すことができるようになるのだそう!

 詰碁の時間が終わると、近しいレベル同士で対局タイム。鶴丸七段は一人で2人の子ども相手に同時に対戦します。日々の勝敗が昇級に関わるとあって、みんな真剣! 先ほどの詰碁とは打って変わり、黙々と真剣なまなざしで碁を打つ姿が印象的。静寂の中に、パチ、パチという小さく碁を打つ音が響くとともに、ピリッとした緊張感が漂います。

 「集中力や思考力が身に付くのはもちろん、勝ち負けの世界に身を置くことで、勝ち負けの結果を冷静に受け止められるようになります。勝負は紙一重のもので、勝っても次は自分が負けるかもしれない。負けた人の気持ちも自然に分かるので、思いやりも育ちますね。また、囲碁の勝負は正解がなく、追い詰められても粘ることで形勢逆転できるチャンスもあるし、大きく勝とうとするとうまくいかない場合が多い。トータルでちょっと勝てればいい、というバランス感覚も身に付きますね」と魅力を語る日本棋院普及事業部の鈴木秀一さん。

 ハンデをつけやすいので、年代や世代、国籍を超えて対戦ができるのもポイント。稽古中に話を聞くときの姿勢や挨拶にも重きを置いていて、「礼儀作法が身に付いた」「最初は受験を意識していなかったけれど、地頭が鍛えられ成績が良くなった」という保護者からの声も聞かれるそうです。

ハンデをつけやすいので、年代や世代、国籍を超えて対戦ができるのもポイント(撮影:鈴木智哉)
ハンデをつけやすいので、年代や世代、国籍を超えて対戦ができるのもポイント(撮影:鈴木智哉)

<次ページからの内容>
・もの作りで問題解決能力を育てる、レゴスクール
・小学校高学年の参加が多い山村留学

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