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人気漫画家対談「夫婦の家事分担は永遠の課題」

水谷さるころ×田房永子対談(前編)/「言語化してきっちり家事分担する」派 vs 「あえて言葉にしない」派

家事ハラは性差ではなく役割の問題

左から『結婚さえできればいいと思っていたけど』(水谷さるころ著/幻冬舎)、『キレる私をやめたい』(田房永子著/竹書房)
左から『結婚さえできればいいと思っていたけど』(水谷さるころ著/幻冬舎)、『キレる私をやめたい』(田房永子著/竹書房)

水谷 かつて自分が離婚した元夫に対して「イラッ」として口うるさくしていたことが、今では逆転している。「すぐに洗おう」と思いながら保留して他のことをしていただけなのに、先に向こうが片付け始めて怒られる、みたいな。やってもらおうと思ってないのに怒られると、「なんだよ」みたいな気持ちになるっていう。世間でよく言われる「妻に細かく言われてふてくされる夫」そのものですね……。

田房 「たらいに包丁を入れっぱなしにしないで」って言うようになったのは、彼のスキルが上がったから?

水谷 いや、彼がキッチンに立つ頻度が上がったからですね。自分で最後まで片付けていれば、怒られることもないし、彼が中途半端な状態をたまに見てもそんな気にならない。

 でも、キッチンが夫のテリトリーになってからは明らかにその言い方やテンションが変わりましたね。言葉の端々に「自分が想定している順番やルールを阻害されている」苛立ちが感じられるようになりました。それで、「ああ、こういう問題に性差は全く関係なくて、単に役割分担の問題なのだ」と実感したんです。

 以前は自分の場所とは思ってなかったのか、ガスレンジや流しの掃除は私の仕事だったんですよ。やり方を知らなかったのはあると思うんですけど、その頃の夫は今ほど、細かいことを言わなかった。やはり、自分の領域になったら、掃除もするようになって、こだわりや愛着が増えたのだと思います。それと同時にこちらが「そうですか、はいはいはい……(うるさいなー)」というようなことが起きるようになりました。「お互いもう少し言い方とか態度を優しくしようよ」とこの間、話し合いをしたばかりです。

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