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人気漫画家対談「夫婦の家事分担は永遠の課題」

水谷さるころ×田房永子対談(前編)/「言語化してきっちり家事分担する」派 vs 「あえて言葉にしない」派

夫に養ってもらっているのだから、家事で還元しなければという思い込み

田房 お金の問題はどうですか? うちの場合、結婚した当初、「妻になった私は、全額養ってもらって当然」と思ってました。その代わり「家事は私が全部やらなきゃ」と思ってた。むしろ、「家事を全部やらなきゃいけない」から、「その代わり生活費を出す義務はない」みたいな考え。夫と話し合ったりしたことはなくて、今思うと私一人で勝手に思い込んでたなーと思います。でも私、家事が全然好きじゃないし、得意じゃないんです。だから毎日つらい。そういう本来の自分を無視して、家事労働は私が全部やって当たり前と自分に課してるもんだから、いつもイライラしてキレてました。

『キレる私をやめたい』田房永子著より
『キレる私をやめたい』田房永子著より

田房 子どもが産まれてから分担するのが当たり前になったけど、私も仕事があるから、「どうしてこれも全部やらなきゃいけないの」っていう不満を私が口にするようになりました。そうすると、今度は夫のほうから「お金はこっちが全部払っているのに」という不満が出てきた。そこで初めて私も生活費を負担するということになったんです。

 光熱費とかを払うようになったら、見える景色がガラッと変わって、ビックリしました。それまでは、夫がちょっと部屋を掃除し始めたりすると、すごく居心地が悪かったんです。「本来、私がやるべき作業をやってもらっている」という感じで、申し訳なくて仕方が無かった。これはもう妄想なんだけど、夫から「お前がやらないから俺がやってやってるんだ!」ってメッセージが送られているような気もしていました。お金を払ったら、夫はそんなメッセージを発信してなかったんだ……って分かって、リラックスしていられるようになりました。

 そもそも夫は掃除や家事が苦痛じゃなくて自然にやる人なんです。「俺は家事が苦痛じゃないよ」と言われていたのに、「女の私がやらなきゃ!」って思いすぎてやらせないようにしていたし、夫の話を全然聞いてなかったんです。

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