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重要なお知らせ

先入観に捉われず自分達夫婦に合った形を模索したい

水谷さるころ×田房永子対談(後編)/夫に自分の本心を伝えるのは、“相手に対するサービス”

「相手のやり方が気に入らないから」と、一人で抱え込むことはやめるべきだ

田房 そうか~。なるほど。私は埃が見えても、「あ~、この綿ボコリくん、今日もここにいるね」みたいな気持ちで暮らしてますね。「あ、今日は風でこっちに移動したんだね」とか。

水谷 生まれ持った性質って確かにありますよね(笑)。うちの息子は私に似たのか、2歳なのに落ちてる髪の毛とか、服についた猫の毛とか指摘してきますよ。

田房 気にしない私にも限界はあって、ゴミは溜めずに捨てるし、散らかり具合に限界が来たら掃除します。毎日キッチリ掃除しないと嫌、という人よりは家事能力はないけど、生活に支障ない範囲で最低限はやるって感じ。それでいい、とやっと自分で思えるようになりました。

 もし、この記事を読んでる女性の中に、「家事能力がないと結婚できない」と思ってる方がいらしたら、胸を張って言いたい。「全く問題ない。大丈夫」と。埃があるくらいで子どもは死にません。

水谷 ゴミ屋敷レベルでなければ、確かに死にませんよね。

  ただ、私が世の中に強くお伝えしたいのは掃除であれ、炊事であれ、相手のやり方が気に入らないからと言って、「私がやればいい」「私が我慢すればいい」と一人で抱え込まないでほしいということ。我慢は決して美徳ではありません。度が過ぎれば自分を壊すだけです。

 私が離婚したときに友達に「自分がもっと頑張ればいい、相手に期待するより自分で頑張ったほうがいい、と思ってたら幸せのレベルが下がってた」って話をしたら「さるちゃん、川の水飲んでたね。『わたし、喉が渇いてないから幸せ』って川の水飲んでる人みたい」って言われたんですよ。今、別の友達が離婚しそうで相談に乗ってるんですが、当事者じゃないとすごくよくわかります。

『結婚さえできればいいいと思っていたけど』水谷さるころ著より
『結婚さえできればいいいと思っていたけど』水谷さるころ著より

水谷 頑張り屋さんほどその傾向が強くて「私がもっと頑張れば」「これくらいまだ我慢したほうがいいかも」と思ってるうちに、どんどん「普通」とか「幸せ」のレベルが下がって「川の水飲んでる」みたいになっちゃうんですよね。水はペットボトルで買って飲む「贅沢」なものじゃなくても「水道水」くらいは飲んでていいんじゃないかって、気が付いてほしい。

 夫婦の問題は家事のシェアで揉めるくらいのライト級からDVやモラハラなどのヘビー級までありますけど「我慢」してて、状況が改善されることって、ほとんど無いと思うので「勝手に我慢する」のはうちでは禁止されています。世の中的にもどんどん「我慢しないほうが美徳」って感じになるといいなと思います。

 それと「“察してほしい”禁止」はわが家の鉄の掟ですね。

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