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小日向文世インタビュー 僕はダメなお父さんでいい

妻の意見は尊重し、息子たちとは大学生、高校生になった今も毎日ハグ!

『ウォーターボーイズ』(2001年)、『スウィングガールズ』(2004年)を手掛けてきた、矢口史靖監督が自らのオリジナル脚本で製作した最新映画『サバイバルファミリー』が2月11日に公開されます。題材は「もし、電気がなくなったら」。電車、クルマ、パソコン、携帯電話、冷蔵庫、照明、ガス、水道、乾電池…私たちが当たり前に使っているものがある日突然使えなくなり、何が起きるか分からない世界で、東京に暮らしていた一つの家族が繰り広げるサバイバルを描いています。

中心となるのは父親、母親、大学生の長男、高校生の長女という家族構成の鈴木家。専業主婦で天然な母(サバイバル道中で主婦ならではの知恵を発揮)を深津絵里さん、無口な長男(移動中はヘッドホンが欠かせない)を泉澤祐希さん、まつげ命の長女(学校ではおしゃれグループに所属)を葵わかなさんがそれぞれ好演しています。そして何よりインパクトが強いのが、亭主関白な父親(口先だけで、何もできないダメ親父)を演じる小日向文世さん。これでもかというくらい口先ばかりで役に立たない腹立たしい(特に前半はひどい…)、情けないお父さんを熱演しています。

では小日向さんご自身はどんなお父さんなのでしょうか。二人の男子の父であり、愛妻家イメージも強い小日向さんに、家族関係について伺いました。

全然、共感できる部分がなかった

小日向文世(こひなた・ふみよ)さん
小日向文世(こひなた・ふみよ)さん

――『サバイバルファミリー』では「こんなお父さんはイヤ!」と冷たい視線を浴びそうなインパクトの強いお父さんを演じています。

小日向文世さん(以下敬称略):この鈴木義之という親父は完全な仕事人間で、家族の顔もろくに見ずに家でも仕事をしているし、子どもたちに平気で否定的なことを言うし、「いやぁ、困っちゃったな! この親父」と思いましたよ。全然、共感できる部分がなかった。僕自身は子どもたちのことを信頼しているし、子どもたちの考えをできるだけ尊重したいし、頭ごなしに否定したりけなしたりしないので、映画の前半部分では実際に台本に書いてあることで、僕にしたらやり過ぎかなと思うほどでした。それでも監督から「もっと無愛想に」「子どもたちをもっとはっきりと冷たく突き放して」などという要望があったんですよ。

――正直に言えば、「こんな夫だったら即刻離婚かも!」と思いました(笑)。

小日向:絶対嫌ですよね。特に子どもが小さかったらそうだと思いますよ!

――映画ではある日突然、電気が使えなくなり、テレビや冷蔵庫、スマホにパソコンといった電化製品ばかりか、電車、自動車、ガス、水道、乾電池に至るまで電気を必要とするすべてのものが完全に使えなくなります。しかもそれが単なる停電ではなく、1週間たっても状況は変わらない。エレベーターも止まり、高層マンションでも階段で昇降するしかなく、自動ドアも手動化。水洗トイレさえまともに使えず、時計が動かないから時間すら分からない。家の電話もつながらないしラジオもつかないから本当に情報が入ってこない。やがて水も食糧も底をつくのが分かり、多くの人が東京を脱出することになります。鈴木家も妻の実家、九州を目指すわけですが、このお父さんは当初、かなり無謀でしたよね。

小日向:僕も多分この映画のような状況になったとして、サバイバルできないほうだと思いますが、この人は本当に口ばかりで全然何もできないんですよね。例えば、息子が入手した発煙筒を意地になって使わず木で火を起こそうとするなど、虚勢を張り過ぎだと思うんです。僕なら、女房に従います(笑)。
 ただ、そんな親父がだんだん変わっていく姿、そして子どもたちがある瞬間から「父親はこんなふうに自分たちを守ってくれるんだ」と思うようになる姿を、矢口監督は描こうとした面があると思います。

(C)2017フジテレビジョン 東宝 電通 アルタミラピクチャーズ
(C)2017フジテレビジョン 東宝 電通 アルタミラピクチャーズ

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