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ワンオペ育児に悩む人必読 パートナーへの伝え方

子育て・教育

ワンオペ育児に悩む人必読 パートナーへの伝え方

心の底の隠れたホンネ=「シークレット・ウォンツ」を夫婦間でうまく伝え合える関係に

伝え方次第で夫婦の関係もスムーズに

 まず、コミュニケーションのきっかけとして、普段パートナーがやってくれていることに対する感謝の気持ちから伝えていきましょう。やってくれていることがないので言えない……という方もいらっしゃるかもしれませんが、例えば、多少家が散らかっていても、何も文句を言わないでいてくれる、ということはありませんか?

 「散らかっていても、文句を言わないでいてくれてありがとう」「できていなくても、あなたは何も言わないからラクよ」など、まずは少しでも相手に感謝できる、というのが最初のステップです。それができて初めてこちらの「お願い」も伝わりやすくなります。

 せっかく交換してくれたおむつを怒ってやり直したりしていないでしょうか? 怒ってもすぐに気分を切り替えられるといいのですが、夫婦だと引きずってしまうことが多くなります。もし、嫌な言い方をしてしまいそうだな、と思ったら、「~して!」ではなく「~してくれる?」と語尾を上げる、というのもちょっとしたコツです。これは、パパからママに対しても同じこと。お互いに「ありがとう」「お願いします」のスタンスでいる、というのが夫婦のコミュニケーションにおいて、まずは大切なことです。

 そして、パパに何かを伝えるときには、「結論から伝える」ということを意識しておきましょう。

 「寂しい」という気持ちを伝えたいときに、「今日こんなことがあって、こうでああで……」と状況説明や理由から先に話してしまうと、一番伝えたかった「寂しい」ということがパパには伝わらなくなってしまいます。まずは「寂しい」ということを伝え、その後に、なぜなら……と話していくと、パパも理解しやすくなります。

 また、ママが傷つくような言動をパパがしてしまったときに、意外とパパには「そんなつもりはなかった」ということも多いものです。そんなときには、「これからはちょっと気をつけてもらっていい?」「こういう言い方をしてくれたほうがいいな」と代案を伝えていく、というのも、意識しておくとよいパパとのコミュニケーションのコツです。

 夫婦は、「ツーカー」なイメージがありますが、実はお互い分かり合うための努力をしていかなくてはいけない関係でもあります。余裕がなくなると、お互いに思いやれなくなっていくことも少なくありません。子どもの成長にともなって家族のステージも変わり、課題も変わっていきますから、その都度どういう家族になりたいか、どう役割分担するかを話し合えるようになるといいですね。

(イメージカット/鈴木愛子、吉澤咲子)

山本 直美

山本 直美

チャイルド・ファミリーコンサルタント。株式会社アイ・エス・シー代表。NPO法人子育て学協会会長。1967年生まれ。日本女子大学大学院家政学研究科修士課程修了。幼稚園教諭を経て、大手託児施設の立ち上げに参画。95年にアイ・エス・シーを設立、自らの教育理念実践の場として保護者と子どものための教室『リトルパルズ』を開設、現在東京・名古屋で「ウィズブック保育園」を開設、運営し、独自の教育プログラムや保護者向けの子育てに関する学びを提供している。2008年にはこれまで研究・実践してきた理論・プログラム普及のため、NPO法人子育て学協会を設立、キッザニアのプログラム監修や子育て支援のプログラム提供などの実績がある。同協会では、子育て中のパパ・ママ向けに「子育てを通じて大人も育つ」、“育ち合う家族”をつくっていくための「子育て学講座」(キッズデザイン賞受賞)を開催中。子育てを一生懸命頑張っておられるパパ・ママへ山本からのメッセージ 「山本直美のかぞく応援メルマガ」を配信中。著書に『デキるパパは子どもを伸ばす』(東京書籍)、『子どものココロとアタマを育む 毎日7分、絵本レッスン』(日東書院本社)、『自走できる部下の育て方』(学研)など

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