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子育て・教育

早期英才教育のほとんどは間違っている

大多数の犠牲のもと、わずかの飛び抜けた秀才を生むのが今の「英才教育」

 こんにちは、プロ家庭教師の西村則康です。今回は、実践しておられるご家庭も多いであろう「早期英才教育」について考えてみようと思います。

 「子どもに英才教育をしてきたのに成績が思うように伸びない」

 という相談をよく受けます。精一杯チャンスを与えてきたつもりなのに結果がでない。ほかの子よりも先を行かせるために英才教育をしてきたのに、むしろ遅れをとっていたり、バランスをくずしていたりするわけです。

 本当のところ、早期英才教育のほとんどは役にたたないと私は思っています。


(写真はイメージで本文とは関係ありません)

自然に育つプログラミングを無視するな

 人間の脳というのは、特別なことは何もしなくても自然に成長していけるだけのプログラミングがきちんと施されています。しかもそれは非常に安定した、強固なものです。

 間違った英才教育というのは、つまりはそのプログラミングを無視して、無理やり脳をより早くつくりあげようとするものだと思います。

 本来の実がなるサイクルを早めようと、促成栽培した野菜や果物は美味しくないですよね。それは、本来の育ち方を人工的に早めた結果、細胞が崩れて形成されるからだと言われています。

 そう考えれば、人間だって促成教育しようとすれば無理が生じるのは当然です。

 そもそも、子どもの成長に早道などありません。だから人間が自然に育っていくプログラミングに応じて、その年齢なりのベストを目指してほしいのです。

 偏った刺激を過剰に与えると、むしろ成長するにつれてさまざまな問題が生じてきます。

早期英才教育でつめ込むと、何をやっても心が波打たない子になる

 私の以前の生徒に、何にも興味を示さない小学5年生の子がいました。私立の小学校に通っていて、幼児教育や英才教育の塾にも行っていました。

 フラッシュカード、速読、右脳教育などを、子どもの意思に関係なく次々と与えられて、楽しむことを知らずに大きくなっていく。それを繰り返していると、本当は楽しいはずの体験をしたり、新しい知識を吸収したりしても、心がまったく波打たない子どもになってしまうのです。直感で物事を捉えることが習慣になってしまって、理解や納得に興味を示さなくなってしまうのです。

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