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小竹貴子 住む場所も間取りも大事 暮らしの工夫

豊かな生活を楽しめ、子どもたちがのびのびと育つ小竹流ワークライフバランス

 忙しくても料理をがんばりたいワーキングマザーの頼れる存在、レシピサイトの「クックパッド」の創業メンバーで、現在はフードエディターとして活躍する小竹貴子さん。「料理の楽しさ」を一人でも多くの人に伝えるために走り続けている。2児の母でもある小竹さんに、キャリアと育児を思い切り楽しむための日々の工夫、そして、今に至るまでの転機について語ってもらった。

 環境で、人は変わる――。

 これは、私がクックパッドにいた時代に経営上の様々な戦略をするなかで、だんだんと明確になった確信です。

 わかりやすい体験の代表例が、クックパッドのユニークな社内制度としても有名な「まかない制度」です。

 「料理を楽しめる人を一人でも多く増やしたい」という思いとインターネットサービスの融合で急成長したクックパッドですが、業務が忙しくなるにつれ、「帰宅が遅くなって、料理する時間が減った」という声を社員から多く聞くようになりました。

オフィスに社員が使えるキッチンスペースを確保

 「これではユーザー目線が育たない!」と危機感を持った私は、オフィスの引っ越しを機に、小さいながらも社員が使えるキッチンスペースを確保しました。

 すると、特に料理が得意だった数名のメンバーがさっそくおいしい食事を作ってくれるように。「オフィスの中で料理をする」というカルチャーが生まれたのです。

 さらに、もう1ステップ。彼女たちはとても楽しんで食事づくりをやってくれていたのですが、「食材を買いに行くのが面倒」という声を聞いて、私はもっと環境を改善しようと考えました。取引先から使い勝手のいい調理道具を安く調達し、食材は築地からファクス1枚で届けてもらえるルートを確保したのです(交渉にはちょっぴり苦労しましたが、頑張りました!)。

 すると、料理を作る人が激増! お昼時にはいろんなメンバーが、クックパッドでレシピを検索しながら調理する光景がオフィスの日常になりました。みんなのために作って、みんなで食べる。そういう実体験から、サービスの向上に結び付くアイディアもどんどん湧いて、メンバー同士のコミュニケーションも活性化します。クックパッドのビジネスにとって、とてもいい循環が生まれました。人は環境次第で行動を変えるのだ、と実感しました。

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小竹貴子  「ワークとライフは敵じゃない」

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