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英国への小学校留学 授業料と寮費で年300万円~

国際社会に通用する濃密な友人ネットワーク、英国内の有名大学進学など、頑張り次第では成果が多大に

特集「うちの子、グローバル人材ですから!」第8回。わが子を“グローバル人材”に育てるなら、小学校から海外留学させるという道がある。小学生から英国のボーディングスクール(全寮制学校)に留学し、海外の名門大学へ進む子もいる。思春期に寝食を共にすることで、生涯の友達を海外に持てるのも魅力。ただし年間学費は300万円~と高額に。

2014年7月、先日DUALでも紹介したワーママ会「Dear.Tomorrow Family」が開催された。この日の講師は、英国ボーディングスクールに詳しいコーシア郁実さん。英国在住で、英国の小・中・高校に留学する際に義務づけられている身元保証人「ガーディアン」も務めるコーシア郁実さんに、リアルな「小学生からの英国ボーディングスクール留学」について聞いた。

授業料と寮費のみで年間300万~500万円 奨学金は種類に注意


コーシア郁実さん

参加メンバー 英国ボーディングスクールに留学させようと思ったら、どのくらいの費用がかかるのでしょう?

コーシアさん(以下、敬称略) 学校にもよりますが、授業料と寮費の目安は年間200万円台から。高いところは300万円台です。それに制服などの諸経費、渡航費用、ガーディアン(*後述)やホームステイの料金、その他の費用が上乗せされます。

 ただ、入学試験がないのに手厚い教育で、卒業時には統一試験でかなりのハイレベルまで学力を押し上げてくれるタイプのボーディングスクールは、その手厚さなりに費用もかかります。私がお薦めしたい学校もありますが、そこは年間500万円の授業料と寮費が必要です。

参加メンバー スイスのボーディングスクールに行かせているご家庭を知っているのですが、年間学費500万円、「友達に王族がいる!」など、わが家の現実からは遠いです! 奨学金など、少しは希望の持てる話はないでしょうか(笑)。

コーシア いいご質問ですね。英国の奨学金(Scholarship=スカラシップ)は、学校によって概念が違うことがあります。スカラシップは本人の頑張りが評価の対象になります。これに対して、家庭の経済的な事情に対する奨学金をバーサリー(Bursary)と呼んで区別することがあります。

 さらにスカラシップと呼ばれていても、実際はバーサリーの働きをする場合もあるので、詳しくは学校に問い合わせる必要があります。

参加メンバー スカラシップの判定基準には、入学試験の結果が採用されるのでしょうか?

コーシア 入試結果の場合もありますし、入学後の成績の場合もあります。パブリックスクールは、芸術にも力を入れています。例えば、ハーロー校には芸術に優れた生徒に対するスカラシップもあります。また、一般的に、ボーディングスクールには、学費の全額免除や一部免除、音楽のプライベートレッスンが無償になるといったものもあります。

 スカラシップを受けたことは記録に残して、優秀な学生であることの証明の一つにすることができます。

 これに対して、バーサリーには注意が必要かもしれません

 昔の英国の大学は無償でしたが、現在では、年間100万円程度の学費は負担しなければならなくなっています。大学によっては、留学生の学費は高めに設定し、一方で、英国人よりも多少入りやすくなっている大学もあります。

 留学生にお金を落としてほしいと期待するのは、大学もボーディングスクールも同じです。大学入試など、将来的なことまで考慮すると、バーサリーを受けることがマイナスに働く場合も考えられるのです。

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