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山口照美 日々成長する子ども、衰えに気づかぬ大人

子育て・教育

山口照美 日々成長する子ども、衰えに気づかぬ大人

あなたは1年前に比べて成長していますか?──公募校長3年目への自戒を込めて

山口照美さんが校長を務める小学校もまもなく卒業式。中学校を目の前にした6年生達は日々成長しているのが分かります。では、大人はどうでしょう? 1年前に比べて成長していますか。1日8時間以上を仕事に費やしながら、現状維持、もしくは緩やかに衰退しているとしたら……。

 公募校長になって2年目。今年度も、終わりに近い。

「民間人校長」とひとくくりに言われるが、前職によって全く違う。企業での管理職も務めていたが、自営業の時間が長過ぎた。自分で決めて自分で動くスピード感に慣れていただけに、予算書や申請書の数々はストレスでしかない。しかし、2年も経つと人は慣れてくる。大量の書類にハンコを押すことも、気軽に必要な物が買えないことにも。

 そういえば、夜中に執筆やWEB制作をしていたころは苦手だった早起きも、当たり前になっている。

 朝は、5時半に起きて7時前に家を出る。通勤電車に、45分揺られる。乗り換えは1回。通勤中に、スマホで前日の日記を入力する。毎日、1000字前後になる。昨日の出来事を整理し、今日やるべきことの優先順位を確認する。書き終わったら本を読もうと、いつも2冊ほど抱えている。最近は、疲れてなかなか読めない。最初は緊張感だらけだった対人関係も、和やかに日々が過ぎていく。運動場では子ども達とドッジボールをし、廊下で卒業式の歌の練習に耳を傾ける。


6年生最後の調理実習は、ホットドッグとクッキーを手際よく作り、職員室にも持ってきてくれた。毎日のように、彼らの成長に驚き、別れを寂しがる言葉が職員室を飛び交っている

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ママ世代公募校長奮闘記

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