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荒川区長 「区政は区民を幸せにするシステム」

東京都荒川区 西川太一郎区長インタビュー(上) 保育園の待機児童“実質ゼロ”を早期に実現

神社の敷地まで転用して実現した、保育待機児童の「実質ゼロ」

―― 荒川区は、待機児童数の実質ゼロも達成していますね。

西川 私はとにかく「保育園に入れない子をつくらない」「東京23区で、最も早く保育園の待機児童をゼロにする」ことを指示し、そのために予算を捻出しただけです。人口の少ない千代田区が一番乗りしましたが、荒川区が達成したのも、かなり早いほうでした。2014年度の待機児童数は8人となっていますが、そのお子さん達の保護者は就労していらっしゃらない。ですので、実質待機児童ゼロとしており、保育園にはまだキャパシティーもあります。これは、関係部署の努力で達成できた結果です。

―― 具体的にはどのようなことをされたのでしょう?

西川 神社の敷地内にあった、社務所の駐車場だった土地を転用させてもらうなど、とにかく色々な場所を使って保育所を新設しました。

 また、荒川区の人口は23区の中では少ないほうです。広さも、自転車で15分あれば横断できるほどで、子どもを自転車に乗せれば少し遠い保育施設に預けることも可能です。他の区を見てみれば、人口が県レベルの区もありますし、広くて入り組んだ土地もある。ですから単純に、「待機児童数が多いから子育て施策が遅れている」という見方をするのは短絡的であると感じます。

―― 働く母親が増えていることについて、西川区長はどう考えていますか?

西川 演説や挨拶によく引用しているのですが、中国のことわざに「女性は天を支える半分の存在」というものがあります。「天は崩れてくるものだから、全員で支えないといけない」という考えです。私はこれに賛成しています。

 男尊女卑という言葉がありますが、それは建前の話。みんな本当にそう思っているかは疑わしいと思います。どんな夫だって、妻を大切にして、協働しているはずです。だからこそ、きちんとした家庭を築くことができているのではないでしょうか。荒川区では、女性の能力を引き出すための特区を申請中です。女性就労のいわゆる「M字カーブ」をなだらかにすべき、と主張した最初の区長も私です。

―― 「荒川区ではワーク・ライフ・バランスが実現できるから」と、他区から今以上の転入があったらどうしますか? 待機児童が出てしまうかもしれません。

西川 そのときは現場の有能なスタッフが動きます。大丈夫です。


※ 各年度とも4月1日現在

* 後半に続きます

(ライター/阿部祐子、撮影/稲垣純也)

※ 日経DUAL「みんなのラクラク保育園検索」の「荒川区の自治体情報」はこちら!

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