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帝王切開経験者に残る「心のしこり」

帝王切開座談会(上) 「できれば自然に産みたかった」…経験者が語るリアルと課題

 医療技術が進んで、妊婦や胎児の様子が事前によく分かるようになった。そのため、自然分娩を避ける判断がより明確になり、母子の安全を優先するために、帝王切開で赤ちゃんを出産するケースが増えてきているという。ここ数年では、約5人に1人の妊婦が帝王切開によって出産しているが、まだまだ周囲の理解が追いついていない状況だ。身近な家族からも心無い言葉を投げかけられ、精神的に追い詰められてしまうお母さんも少なからずいることが分かってきた。

 今回、自身も帝王切開を経験したワーママ・宮尾八重さんの呼びかけで、NPO法人Nakoccoの協力のもと、帝王切開ならではの悩みや苦労を分かち合うことをテーマにした座談会「帝王切開Cafe」が開催された。
 集まったのは帝王切開を経験した千葉県在住のお母さん達。普段は帝王切開について話せるママ友もほとんどおらず、モヤモヤとした感情を抱えてきたという。

なぜ、帝王切開をすることになったのか

 参加者達は、なぜ帝王切開での出産に至ったのかを振り返った。

●「双子だったので想定はしていた。逆子が直れば下から産めるかも、という期待もあったが最後まで逆子が直らず断念した」
●「子宮筋腫核出手術で開腹していたため、出産も帝王切開になった」
●「自然分娩の予定でいたが、妊娠36週のとき血圧が180近くまで上がり、即入院。その日に帝王切開することになった」
●「予定日になっても子宮口が開かない難産道強靭症だったから」…など。


主催者の宮尾さんも帝王切開経験者

 帝王切開になる理由は、実にさまざまだ。

 主催者の宮尾さん含め、集まった7名が全員帝王切開経験者。あらかじめ帝王切開することがわかっていた「予定帝王切開」と、その場になって急遽帝王切開することになった「緊急帝王切開」の割合はおおよそ半々だった。予定と緊急という二つのタイプを見ても、気持ちの持ちかたに微妙な違いがあることが見えてきた。

次ページ 予定していなかった「緊急帝王切開」は...

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