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子どもが頭を打った! 受診の目安とは?

子育て・教育

子どもが頭を打った! 受診の目安とは?

「足が着いた状態からの転倒ならまず大丈夫」。重篤な頭部損傷を見逃さず、不要なCT撮影を回避する6つのチェックリスト

頭を打って24時間は注意。特に最初の6時間以内は警戒を

■受診のタイミング

 6つの危険因子について解説をしましたが、時間的にはどの時点で判断すればいいのでしょうか? 頭を打ってから24時間、特に最初の6時間は十分注意するよういわれています。何らかの症状が出るとしたら、6時間以内に出ることが多いからです。

 つかまり立ちをしていて転んだ、ソファーから落ちたなど、「軽度」のけがの仕方の場合は、すぐに医療機関を受診する必要はなく、①~⑥の項目を中心に、数時間程度経過を見るのがいいと思います。

 頭を切ったりして出血したりしている場合は、落ち着いて止血を行い、血が止まってから医療機関を受診してください。顔や頭は血流が豊富なため、ちょっとの傷でも出血が多いことがありますが、慌てる必要はありません。

 核家族化が進んだ現代、知恵を授けてくれるおばあちゃんは多くいません。インターネットにも誤った情報があふれています。上記を参考にしていただき、慌てることなく、医療弱者になることもなく、適切に賢く医療機関を利用してください。

◆◆◆   

 子どもがケガをしたり出血をしたりすると、とても心配になりますね。特にぶつけた場所が頭だと……なおのこと心配はふくらみます。安易に「大丈夫」とせず、かといって軽い場合も心配し過ぎないでいるために、専門家による「判断の目安」はとても役立つと思います。

 この記事でお伝えしたことを頭に入れておくことで、いざというときは迷わず病院にかかる、そしておうちで様子を見られる状態のときは、経過を見ながら落ち着いて過ごせるといいですね。

(構成/中島夕子 写真/坂斎清)

阿真 京子

阿真 京子

「知ろう小児医療 守ろう子ども達の会」代表。1974年東京都生まれ。マレーシアの国立大学で日本語講師、外務省外郭団体での国際交流に携わった後、夫と飲食店を経営。長男の病気で救急に駆け込んだことがきっかけで「知ろう小児医療 守ろう子ども達の会」を2007年に立ち上げ、各地で乳幼児を持つ父母向けの講座を開催。厚生労働省の検討会や東京都小児医療協議会などさまざまな会の委員を務めながら、国や自治体が主催するシンポジウムやセミナーで講演を行う。12歳、9歳、6歳、3人の男児の母。

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共働き家庭の“子どもの病気”講座

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