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中川李枝子 情操教育は、習い事よりもお手伝いから

子育て・教育

中川李枝子 情操教育は、習い事よりもお手伝いから

【中川李枝子 『ママ、もっと自信をもって』名言集(9)】お掃除、三度の食事、心地よい部屋、お客様を招く食卓。父に教えられたお手伝い

生き方を決めた小学生のときに読んだ小説


「著作リスト」より抜粋

 両親から「くだらない本は読むな。家にある本はどれを読んでもいい」と言われたおかげで、家の本棚にあった文学全集や文庫本を手当たり次第に読みました。内容がどうであれ、活字を追っていれば満足でした。その1冊に改造文庫の『寡婦マルタ』がありました。

 著者はオルゼシュコ。ポーランドの女性です。題名にカタカナが混じっているから、岩波文庫の『グリム童話集』のように面白いだろうと見当をつけたのですが、まったく違いました。女性の地位の不安定さを生々しく描いた小説だったのです。

主人公マルタは、結婚して娘を出産します。夫に「わたしの小鳥ちゃん」と呼ばれるほど仲睦まじい夫婦です。私はもう、うっとりしました。

 ところが、夫が馬車の事故で急死。蓄えも十分でなく、幼い娘を抱えて生活に困窮してしまいます。女学校で身に付けたフランス語やピアノを生かして家庭教師の仕事を探すけれど、稼げるほどのレベルではなく、やっと見つけた仕事は低賃金の洋裁店の縫い子で、母子の生活はどんどん追い込まれていきます。

 転落していく日常の様子が真に迫っていて、結末も悲惨でした。「女といえども、世の中に通用する仕事を持つべきだ」。まだ10歳にもならない子ども心にそう思ったのです。

中川李枝子さんの名言がちりばめられた本著をもっと読みたい方はこちらから
『ママ、もっと自信をもって』(中川李枝子著、定価1200円+税)

『ぐりとぐら』の誕生秘話が、ここにある。
~天才児童文学作家・中川李枝子の歩んだ道、
 日本中のママを感涙させた子育て奮闘記~

戦前戦後を経験し、母として、保育士として、作家として活躍した80年を振り返った貴重な一冊!

◆第一部 子どもと本が教えてくれた
 ~私の保育士時代、子ども時代

 ◎保育園の子どもたちに教えてもらったこと
 ◎みんな、本が教えてくれた
 ◎『いやいやえん』『ぐりとぐら』が生まれるまで など
◆第二部 ママ、もっと自信をもって
 ~悩めるママと中川李枝子さんの子育てQ&A

 Q. イヤイヤ期の3歳の長男についいら立ってしまいます
 Q. 保育園と幼稚園、どちらがいいのでしょうか?
 Q. わが子の成長をついほかの子どもと比べてしまいます
 Q. 子どもと一緒に読むおすすめの絵本を教えてください など

◆豪華付録:中川李枝子著作リスト 96作品をカラーで紹介

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中川李枝子

中川李枝子

児童文学作家。札幌に生まれる。東京都世田谷区にあった「みどり保育園」に勤務しながら、創作を始める。1962年に出版された童話『いやいやえん』は、厚生大臣賞などを受賞。1963年に雑誌「母の友」に「たまご」という題名で掲載され、同年末に絵本として刊行された『ぐりとぐら』は、シリーズ化され、累計発行部数は2400万部。主な著書に『かえるのエルタ』『ももいろのきりん』など多数。戦争のため小学校を3回転校した体験をもとに、1971年、教科書向けに執筆した「くじらぐも」は現在も小学校1年生の国語教科書に掲載されている。映画『となりのトトロ』の主題歌「さんぽ」の作詞も手掛けた。

連載バックナンバー

ママ、もっと自信を持って!

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