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子育て・教育

子どものチック、咳払い、鼻を鳴らす 症状と分析

10人に1〜2人の割合で見られるチック。最新研究では神経伝達物質が関係

 DUAL読者S子さん(33歳)の最近の悩みは、小学校1年生の息子のしぐさ。目にギュッと力を入れて頻繁にまばたきをするようになった。眼科で診てもらったが、目には特に問題がないという。変なクセがついてしまうと心配になり、その都度口うるさく注意していた。
 ママ友に話すと、「チック」という症状ではないかと指摘された。そして、意外にもわが子のチックが気になっているママ友が、周りにも多いことが分かった。「注意したり、やめさせないほうがいい」と聞いて、何も言わず見守ってみると、半年ほどで自然に症状は治まっていった。
 このようなケースは決して少なくない。子どもの成長過程に多く見られるチックの症状について、「子ども 心と育ちのクリニック」森 享子医師にお話を伺った。

9割以上が1年以内に治まる一過性チック

 「目をぱちぱちさせたり、鼻を鳴らしたり、肩をすくめるなどの子どものしぐさが増えてきた。これは単なるクセ? それとも何かの病気?」

 このような状況に悩んだ親御さんは少なくないのではないでしょうか。これはチックと呼ばれるもので、10人に1~2人の割合で、比較的よく見られる症状です。

 変なクセだと思って注意したり、わざとやっているのではないかと叱ったりと、必要以上に周囲が気にして心配すると、かえって症状を悪化させることがあります。まずはチックという症状を正しく理解してほしいと思います。

チックの症状とは

 チックとは「突発的で急速に、リズムなく繰り返される一定のパターン化された運動や発声」と定義づけられます。症状は様々ですが、「音声チック」と「運動性チック」に分けられ、症状の重さによって単純チックと複雑チックといわれるものがあります。

◆ 運動性チック
 頻繁にぱちぱちとまばたきをする、肩をすくめる、鼻をむずむず動かす、口をゆがめるなど。
症状が複雑なものでは、何度も手を伸ばして物を触る、飛び跳ねる、地団駄を踏むなど動きが大きくなったり、脈絡なく一定のパターンの表情を繰り返すことがあります。

◆ 音声チック
 「アッ」「ンッ」など短い声を出したり、鼻を鳴らす、咳払いをするなど。
症状が複雑になってくると、汚い言葉を何度も言ったり、相手の言葉を繰り返すことも。言葉に脈絡がないので周囲に誤解されてしまうことがあります。

 症状がどのくらい続くかによって、一過性チックと慢性チックに分けられます。

 数週間から1年以内に症状が落ち着くものは一過性チック、1年以上続くものは慢性チックと診断されます。チックの9割以上が一過性チックと考えられています。

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