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嫌がらずにやる行動に、その子の「好きの種」がある

子育て・教育

嫌がらずにやる行動に、その子の「好きの種」がある

元・民間人校長・山口照美/その子の「好きの種」を見つけて言語化することは親の務め

日経DUAL創刊時から、連載「ママ世代公募校長奮闘記」を執筆してきた大阪市立敷津小学校・元校長の山口照美さん。この4月からは、元民間人校長として公教育に関わる山口さん。そんな山口さんの言葉をストレートに伝える新連載の4回目です! 

* 本連載の最後のページには、大人ではなく“お子さんに向けた”山口さんからのメッセージがあります。ぜひパパやママが声に出して読んであげてください。

高校のキャリア教育授業で「『好き』を仕事にできる人は一握り」と断言するワケ

 ある高校から頼まれて、キャリア教育の出前授業をしていた時期がある。

 その壇上で、最初にこんな話をする。

 「大人になってから趣味で歌がうまくなりたいと思い、ボーカルスクールに通った時期があります。そこには、『プロ養成コース』という講座がありました。あなたもCDデビューができる、と書いてあり、月に5万円以上します。ある日、そのスクールで合同ライブがありました。プロになりたい人も、趣味でやっている人も同じステージに立ちます。そのとき、ある女性がステージで言いました。『私は28歳で、会社を辞めてプロのアーティストになるためにがんばっています!』と。しかし、彼女の歌は全然うまくなかったのです。今は、パソコン上で曲を作り、100円もあればCDに焼いて売ろうと思えば売れる時代です。そういう、人の夢につけこむビジネスがあることも知っておいてください。『好き』をストレートに仕事にできる人は、ごく一握りです

 最後に、挑戦的な視線を投げてくる生徒の目を見据えて、付け加える。

 「今の話を聞いて、『いや、自分は絶対に夢を叶える。このオバサンの言う通りにはならない!』と悔しい気持ちになっている人、言葉だけでなく努力している人は大丈夫です。その情熱を忘れないでください」と。

 「好き」を持っている人は強い。 

 それが職業になっていれば、なおさらだ。

 好きだと努力が苦にならない。

 一方で「好きなことが見つからない」と悩む人がいる。

 それは、「好き」の範囲を大きく捉え過ぎているからだと思う。

次ページ 好きとまでは言えなくても、「苦になら...

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