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臨床美術 「多様性の大切さ」を実感できる新技法

臨床美術士・木野内美里(後編)/「同じ材料で同じことをしたのに、こんなにも個性が出るんだ!」


臨床美術士の木野内美里さん

 「子育てや職場改革に効果大 『臨床美術』って何?」に引き続き、神戸を拠点とする大手通販会社フェリシモに、チョコレートバイヤーとして勤務している木野内美里さんのルポをお伝えします。木野内さんは、あるきっかけから臨床美術に魅せられ、資格を取得。やがてそのアイデアを応用し、社内でオリジナルプログラムとして商品開発し、人気通販プログラムに育て上げました。

木野内さんの活動は社内にとどまらず、評判を聞きつけた企業から講演依頼が後を絶ちません。臨床美術の魅力を心底楽しそうに語る木野内さん。楽しそうな人のもとに自然と人は集まるというのはどうやら真実のようです。今回、臨床美術を初めて体験するのは、三井不動産レジデンシャルの有志社員の皆さん。その模様をお届けします。

「クレヨンで絵を描くなんて小学校以来!」


臨床美術用に開発された専用オイルパステル

 今回、木野内さんを講師に迎える臨床美術のワークショップが行われた会場は三井不動産レジデンシャルが手掛ける新築・分譲マンション「パークシティ武蔵小杉 ザ ガーデン レジデンシャルサロン」内のワークショップルーム。共働き夫婦が住みたい街として、注目を集めている武蔵小杉は、交通の利便性だけでなく、再開発により子育てしやすい環境が整ったおしゃれな街として評判です。

 心地よいBGMが流れる会場に集まったのは、初めての体験に神妙な面持ちで臨む、参加者たち。

 「クレヨンを使って絵を描くなんて小学校以来かも!」とテーブルに用意されたオイルパステルに歓喜の声が上がります。市販のクレヨンとはちょっと様子が違います。

 「これは臨床美術用に開発されたオリジナルオイルパステルなんですよ」とアナウンスしながら、画用紙を配る木野内さん。いよいよ、ワークショップの始まりです。

 「好きな色を取り出して、何も考えずに、好きなように太陽を描いてください。太陽が描けたら、次にチューリップを描いてみましょう。それが描けたら、今度はおうちを描いてみてください」

 木野内さんの声が響き渡ります。迷いなくスムーズに絵を描いていく三井不動産レジデンシャル社員の皆さん。

 「『おうちを描きましょう』と言われると、ほとんどの方が、三角屋根の四角いおうちを描きがちですが、仕事柄でしょうか、マンションを描かれる方がいらっしゃいました。さすがです!」と、木野内さんが笑いを誘います。


ワークショップ前半ではまだ、参加者の皆さんは臨床美術の効果に半信半疑という表情

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臨床美術士・木野内美里「みんな違ってみんないい」

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