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子育て・教育

月経前症候群は軽減できる ママも娘もガマンは禁物

家族で知っておきたい女性ホルモンのゆらぎ(上)月経前の不調で11.5%が休業。経済的損失は年間1兆円!

 DUALママにお尋ねします。
 月経をはじめとする自分の体のリズムのこと、きちんと把握していると自信を持って言えますか? 娘さんがいるママは女性特有のホルモンのゆらぎについて、きちんと教えられる自信がありますか?
 DUALパパにお尋ねします。月経前症候群(PMS)という言葉を知っているでしょうか? 妻や娘、職場の女性が、更年期症候群やPMSで悩んでいるかもしれないと考えたことがありますか?
 そろってイエスと答えられたご夫婦は少ないのではないでしょうか。この記事のテーマ、「更年期症候群」と「月経前症候群」はそれほど「語られていない、あるいは話題にしにくい話題」です。

 毎年3月1日から3月8日は厚労省が定めた女性の健康週間。それにちなみ、今年の3月の上旬に大塚製薬が「女性ジャーナリストのための『女性の健康』セミナー」を開催しました。対象となる女性ジャーナリストは、まさにDUAL世代。日々を忙しく過ごしている点も共通です。
 セミナーには、女性ホルモンと健康の関係について、西洋医学、漢方の両面からアプローチして研究している近畿大学東洋医学研究所所長の武田卓教授が登壇。人知れず悩む人の多い更年期障害とPMSについて、男女を問わず社会全体の認知度が上がることの大切さを説きました。

 日経DUALでは2回に分けてセミナーの様子をリポートします。今回は月経前症候群(PMS)についてです。武田さんによると、PMSはいつごろなぜ起こるのか知っておくだけでも症状が軽減するのだそう。思春期を迎えたお子さんにも(男の子にも!)ぜひ教えてあげてください。

武田 卓(たかし)先生
大阪大学医学部卒業。同大医学部産婦人科助教・学内講師、東北大学先進漢方治療医学講座准教授を経て、近畿大学東洋医学研究所所長、女性医学部門教授。近畿大学医学部附属病院、漢方診療科診療部長。東北大学医学部産婦人科客員教授。専門は漢方診療、産婦人科、内分泌、女性心身症、婦人科腫瘍、分子生物学、冷え症。

生理痛とはちがう、生理前に起こる不快症状

 「月経前症候群(PMS)」という言葉を聞いたことはあるでしょうか? 生理痛は知っているけれど、「月経前症候群」は初めて聞いた、聞いたことはあるけれど詳しくは知らないという人が多いのではないでしょうか。

 月経前症候群とは、月経の3~10日前から始まる不快な症状のこと。月経開始後数日で症状はなくなります。月経前に起こるので、生理痛とは異なります。

 不快な症状はむくみ、腹部の張り、乳房の痛みなどの身体症状。うつ気分やイライラ感、眠気、だるさ、過食・拒食などの精神症状など。症状はなんと150種類以上に上ります。

 精神症状の程度がひどいと、職場や学校、家庭生活で大きな障害がでることもあります。その場合はPMSではなく、PMDDと呼ぶのが世界標準となっています。

 医療サイドでも認知度が低く、更年期症候群に比べて研究自体が遅れているPMS。職場や学校、家庭での認知度も低く、周囲の理解も得にくい現状があります。そのためか、PMSとPMDDの症状がある成人のうち、180万人が未治療なのだそう。

 武田さんの調査では、PMSやPMDDの症状がある割合は成人では6.5%、高校生では14.4%だそう。成人より高校生のほうが多いのです。思春期の娘さんがいる親は、ぜひPMSへの理解を高めておきたいですね。

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